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大復活を遂げる不死鳥銘柄P&G 

1932年からNYダウに採用されている老舗銘柄であり、連続増配年数62年という驚異の株主還元実績を持つプロクター&ギャンブル(PG)は、基本的に株価が右肩上がりであったものの去年は絶不調でした。

P&Gはプライベートブランドに押されていたことで、90ドルを付けていた株価は70ドルまで暴落し、経済メディアやアナリストらからはオワコン扱いされていました。

たとえば、日本のコンビニを見ても分かりますが、今ではセブンイレブンやファミリーマートなど、プライベートブランドが大半の棚を占拠しています。

大型スーパーのイオンであっても、トップバリュなどのプライベートブランドが台頭し、メーカー品などは隅に追いやられる事態に陥り、P&Gなどのメーカーは売り上げが低迷した。

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PB商品が世界で流行、品質も確かに良かった 

そもそもプライベートブランド(PB)というのは、薬でいうジェネリックのようなもので、同じような製品で価格が安いものを指します。

昔のPBは粗悪品が多かったものですが、今のプライベートブランド商品は品質が高いものが多く、従来の概念が覆されているのです。

アメリカでもプライベートブランドへの流れは顕著で、たとえばホールフーズの店舗では、プライベートブランドが多くの売り場に並び、消費者はブランドを意識することが少なくなっていました。

ネット通販大手のアマゾンでも、多くのプライベートブランドが開発され、人々は割高なメーカー製品を避けるようになっていたのです。

しかし、実際にはこの流れは一時的なもので、人々は再びメーカー品に戻って来ている。

特にプライベートブランドに押されていたP&Gは一転して業績絶好調で、株価は70ドルからわずか1年で100ドルを突破、過去最高値にタッチしたのだ。

P&Gのように60年以上増配を続けている企業というのは、いくつもの厳しい逆境を乗り越えてきたパワーやノウハウがあるため、他の株と比べても安定感が違います。

賢い投資家は、P&Gのような優良株の暴落時こそたらふく買い込むことで、高配当と含み益のダブルの恩恵を享受していくことが重要です。

専門家の意見ほど当てにならないという好例ですな

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