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ココイチ開業当時の目標は日商6万円。

「月商150万円を超えたら2号店を出そう」と妻と話していました。ちっぽけな目標でしたが、お手本なし、経営の先生なしで、目の前の仕事に夢中になって取り組むうちに、店は100店舗、500店舗と増えていきました。その間、たとえば飲食業のコンサルタントを頼ったりすることは1度もなく、わが道を行く経営を続けました。 

充実した経営者人生を卒業し、さあ、次に何をやろうかと考えたとき、迷いなく心に浮かんだのが「社会貢献」でした。

引退後すぐに「イエロー・エンジェル」というNPOを立ち上げました。現在は、毎日の街の掃除や児童養護施設・ホームレスの支援、経済的な都合で働かざるをえない学生への奨学金の援助などを行っています。 

贅沢には興味がありません。

愛用の腕時計は7800円、シャツは980円の既成品です。

自分の贅沢のためにどれほどお金を使っても、最後には空しさが残るだけでしょう。

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https://president.jp/articles/-/26885
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お金を使うことが「心の隙間を埋める手段」になってしまうと、お金がいくらあっても満たされない人生になります。

たとえば、高額なブランドバッグを買ってみても、数日は満足するのですが1週間もすればまた違うバッグが欲しくなります。

そればかりか、同じ値段のバッグを買うのは嫌になり、どんどん高額の商品を買わなければ満足出来なくなり、キャッシングに手を出し、破産するケースは典型的です。

車も同じで、高い車に乗ってみるとその時はときめいてしまうものですが、数日経てば「なんだ、こんなものか」と高い必要性を感じなくなるわけです。

そのため、お金を使わずに、生活水準をいかに上げずに幸せになれるか?を追求する方が、人は幸せになれます。

ココイチ創業者の「シャツは980円、腕時計は7800円で十分」という言葉がまさに真理を突いており、たとえばウォーレン・バフェットやビル・ゲイツも、飛行機はエコノミー、ホテルはインターネットがあれば十分、食事はマクドナルドが大好物と、いくらお金持ちになっても生活水準を上げません。

成金はブランド品や高級料理などで生活レベルを上げ続けることに価値を見出すものですが、真のお金持ちほどその生活は質素そのものという傾向があります。

幸せになりたければ、お金をどれだけ使わずに幸福を感じられるかを徹底追求するべきです。

となりの億万長者でも質素倹約の重要さが語られているな・・・

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