
景気は好況・不況と循環して拡大してゆく
世界の株式市場が不調です。
要因は、アメリカが景気後退(リセッション)に陥るとFRBが示したことで、投資家心理が悪化したためです。
リセッションでは企業の業績が悪化するため、株価が軟調になります。
そのため、金融資産の中でもリスク資産に位置付けられる株は売られ、安全資産である債券や金が買われる傾向があります。
2018年にFRBが利上げを発表したことで、企業業績が悪化するとの懸念から株が売られたように、市場が動揺した場合はリスク回避の動きが強まるのです。
景気は循環しており、およそ10年単位で好景気と不景気を繰り返しています。
2008年のリーマンショックから既に10年以上経過しているわけですがら、過去に倣えばすぐにでもリセッションが来てもおかしくはない状況とも言える。
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配当金がトータルリターンを大幅に押し上げる
では、実際にリセッションに陥った場合、投資を控えた方が良いのでしょうか?
答えはNoです。
たとえば、不景気では株価が上がりにくくなりますが、生活に根付いた企業は好景気の頃と同じように利益を上げ続けます。
株の世界では、これをディフェンシブ銘柄と呼び、日本株なら花王や味の素、NTTドコモやJR東日本など、米国株ならP&Gやコカコーラ、AT&TやJ&Jなどが該当します。
これらの企業は好景気でも利益が爆発的に伸びることはありませんが、不景気でも利益が落ちること無く安定した利益を上げ続けるわけなので、株価は落ちにくいばかりか配当という形で投資家にガンガン還元することが可能となるのです。
そのため、仮にリセッションに突入した場合、値上がり益を狙うキャピタルゲイン投資では無く、配当を重視したインカムゲインで投資していくことが推奨されます。
配当は重要です。
リセッションで株価が上がらなくても配当は増え続けるので、確実にあなたの資産を押し上げてくれる効果があります。
個人投資家やメディアは、配当を含まない株価自体に注目しがちですが、GPIFなどの公的機関や資産運用会社では、値上がり益と配当込みでリターンを考えるので、彼らの視点で相場を見ると景色はガラリと変わるのです。
たとえば、日経平均は1989年の最高値3万8,915円に比べれば、未だに半値に留まる水準株価ですが、配当を含めたトータルリターンで見てみると、実は最高値の7割もの水準に回復している。
不景気だからこそ高配当銘柄に投資して資産を増やそう
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