
日本人は貯金への信仰が根強い民族です。
預金残高はここ10年で増加の一途を辿っており、家計における貯金は毎年のように過去最高を更新しています。
たとえば、日銀が発表した資金循環統計によれば、個人が持つ金融資産残高のうち「現金・預金」は984兆円と金融資産全体の53%以上を占めています。
一方、「株式等」が15%以上の減少で175兆円、「投資信託」が12%以上の減少で67兆円でした。
つまり、政府が掲げる「貯蓄から投資」は一向に進む気配が無く、多くの国民は株高の恩恵を受けられていないというわけです。
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日本人はそこまで貯金をして、一体何がしたいのでしょうか?
東京スター銀行の調査によれば、日本・中国・アメリカの20〜40代のサラリーマンを対象に「貯蓄に対する意識調査」を行ったところ、日本人の8割が目的が無く、ただ念のために貯蓄していると回答したことが明らかになっています。
さらに、そのうちの4割は人生設計など考えたことは無いとしている。
つまり、日本人がせっせと貯金に励んでいる理由を掘り下げると、特に計画があるわけではなく、ただ何と無く貯金している実態が浮かび上がってくるわけです。
さらに、中国人は月収の2割を貯蓄している一方、8割以上が投資を行っていて、アメリカ人は何と2人に1人も投資を行っています。
一方、日本人で投資をしている層は高齢者のみで、20〜40代のサラリーマンはほぼ皆無と言っていい状況です。
とはいえ、日本でも国民が株式投資する割合が20%になった時期もあります。
それは、1990年前後のバブル期です。
「株をやれば儲かる」
というイメージから、バスに乗り遅れるなと国民が一斉に自分の貯金を株式投資に突っ込んだのです。
とはいえ、すぐにバブルは弾けて日経平均は大暴落、それから30年以上も高値は超えられていません。
日本人が貯金ばかりし、「貯蓄から投資へ」が掛け声倒れで終わるのは、当時の失敗が根強く人々の脳裏に焼き付いているためなのかもしれない。
株価半値になったら確かに投資アレルギーになりそうだわ
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