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オワコンと言われたiPhoneは依然として人気 

アップルは2018年9月13日2時より行なわれたApple Special Eventにて、新型iPhoneである「iPhone XS」を発表しました。

日本での発売日は同年9月21日で、何よりも注目されたのがその「価格」でした。

64GBモデルは最低でも14万円、512GBモデルは20万円もする超高価格帯で、もはや一般庶民には手の届かない代物と化していたのです。

実際のところ、スペックだけを比較するのであれば、新型iPhoneはXiomi、Oppo、Huaweiなどの中華製スマホに劣る部分も見受けられ、しかも中華製スマホの方が価格も圧倒的に安い。

そのため、iPhone XSは不人気で過去最低の売れ行きを記録し、2018年10月3日の最高値223ドルか翌年1月3日には142ドルまで株価は大暴落となりました。

大株主であるバフェットも一部のアップル株を手放さなければならない事態に。

当時こそiPhoneは使いやすさとスペックで他を圧倒していましたが、市場の成熟によってiPhoneは「ブランド勝負」の側面がより強くなっていると言えるでしょう。

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200ドル突破はもはや既定路線 

とはいえ、アップルは再びiPhoneによって史上最高値を突き抜ける可能性が高い。

今現在の株価は180ドルを突破しており、200ドルが目前に迫るほどの急回復を遂げています。

アップルはiPhone販売台数を非公開にしたものの、今になってiPhone XSの良さに気付き、乗り換えている人が急増していることから売り上げは好調であると見られる。

下位モデルのXRの価格もプライドを投げ捨てた値下げを実行した結果、古い機種から乗り換える人も少なくない。

さらに、8などの古いモデルも未だに売れ続けています。

企業が社員に配布する携帯もiPhoneにする企業が増えており、O365などの連携もスムーズに行えます。

法人にも需要があるiPhoneは、その信頼性とブランド力から選ばれるスマホになっていると言えるでしょう。

そもそも、XSを使っている人なら分かるが、XSは過去最高の出来栄えであり、以前の機種には決して戻れないクオリティに仕上がっています。

アップルは「世界のスマホシェア争い」というのはもはや眼中に無く、サムスンやファーウェイなどの新興国企業とは一線を画すビジネスを展開していると理解した方が賢明です。

アップルは今後も莫大なキャッシュを稼ぐことは確実視されており、今のうちにコツコツ買っておくのは悪くない選択肢です。

iPhone XSを持つと他のスマホを触る気にならないわ

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アップル帝国の正体
後藤 直義
文藝春秋
2013-07-16