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Amazon Prime Airの墜落事故機もボーイングだった 

ボーイング(BA)の株価が一時前日比-13%以上と大暴落しています。

その理由は、エチオピアで新型旅客機737MAX8が墜落事故を引き起こしたことで、世界的にボーイング回避の動きが加速するとの懸念から、投資家の投げ売りを誘ったためです。

そもそも、ボーイングはNYダウに1987年から採用されているアメリカを代表する超大企業で、日本でもANAやJALのほとんどはボーイングです。

最新型737MAXも、ANAは3,800億円もの巨額投資を行い、30機も導入する計画を立てていました。

この事故を受けて採用を見送るかと思いきや、同社は計画を変更することは無いとあくまでボーイングを支持する考えを示しています。

ボーイングは先月アマゾンの専用貨物便「Prime Air」でも墜落事故を起こしており、さらに昨年もインドネシアで墜落事故を起こしている。

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オスプレイなどの戦闘機もボーイング製 

昨今では、IT大手のGAFAばかりが株式市場を牽引する王者として話題でしたが、実はボーイングは隠れた超優良株で、ダウを引っ張っていた存在でした。

たとえば、2016年には1ドル120ドルだった株価は、わずか2年で440ドル台と4倍弱まで急上昇したのです。

アマゾンが2016年で600ドルで、2年後には2,000ドルに到達したことでも3倍強に過ぎないわけですから、ボーイングがいかにアメリカ経済の主役だったか分かるでしょう。

その理由は、世界の航空市場を支配していることと、世界的な軍事需要です。

ボーイングの売り上げは年間1兆円を超え、その利益の源泉は事業ポートフォリオの半分以上が軍事によってもたらされているものです。

たとえば、日本でよく耳にする「オスプレイ」も、実はボーイング製の戦闘機です。

ボーイングの旅客機は、世界最大の軍事力と技術力を持つ戦闘機のノウハウを民間用に転用しているに過ぎず、その根幹は戦闘機なのです。

トランプが外交する際、いつもボーイングを売り込む姿が放映されていますが、それほどアメリカの象徴がボーイングとなっている。

株価はマイナス材料により暴落を続けていますが、野心的で攻撃的なトランプが大統領で居続ける限り、ボーイングの需要は低下するどこかますます高まることが予想される。

ホルダーだったら迷わずこの押し目を拾うべきだわ

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