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4,000円台をウロウロするLINEに、株主はイライラ 

LINEは2016年7月に新規上場した無料通話アプリです。

日本でも老若男女に愛されるツールに育ち、もはややっていない人を見つけるのは難しいほどのシェア率です。

発行株数が巨額であったことから、公募割れがささやかれたLINEでしたが、上場時の初値は公開価格3,300円を大きく上回る4,900円で、IPO組は大きな利益を手にすることが出来ました。

しかし、株を売らずにLINEを信じて持ち続けていた株主は、毎晩枕を濡らす日々を過ごしています。

というのも、LINEは上場時の初値を未だに超えられず4,000円前後をウロウロし続けており、株価は軟調そのものであるためです。

2019年12月の連結営業損益が300億円前後の赤字に陥ることもネガティブな材料となっており、上値を突き抜けるのは難しい。

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LINE Payの巨額の事業投資で赤字に陥ったLINE 

とはいえ、初の営業赤字に陥ったのは先行投資が響いたからだとLINEは説明しています。

LINEはLINE Payというスマホ決済市場に力を注いでおり、20%還元などの太っ腹キャンペーンなどでシェアを獲得するのに躍起です。

シェアを抑えてしまえば、手数料がチャリンチャリンと何もしなくとも入り込むまさにドル箱ビジネスになるため、スマホ決済は美味しいのです。

しかしながら、LINE Payは1位の楽天Pay、2位のPayPayに次ぎ3位の座に甘んじており、このままでは巨額の先行投資が無駄になります。

というのも、決済市場はトップを握った者以外は淘汰される厳しい世界だからです。

中国も初めは決済サービスが乱立しましたが、結果的にシェア1位を抑えたアリペイ以外は淘汰されました。

そのため、LINEがこのまま3位のままである場合、楽天PayやPayPayの一騎打ちとなり、LINE Payは蚊帳の外で静かに淘汰されていくでしょう。

主力のLINEもスタンプブームが去って売り上げはパッとせず、LINE株主は今後の動向を注視する必要があります。

スタンプも買わなくなったし、スマホ決済もPayPay使ってるわ

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