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大塚家具は原資が無いのに、配当を無理矢理2倍にした過去がある 

高配当株は人気の投資方法ですが、銘柄を間違えれば損失を負うので注意が必要です。

そもそも、高配当というのは会社が儲けており、原資が潤沢だからこそ株主に多くのお金を還元することが可能なのです。

しかし、中にはほとんど儲けることが出来ず、資産を切り崩して株主に高配当を支払う「タコ足配当」なる銘柄もあります。

投資家が高配当につられて、そのような会社の株を買ってしまった場合、減配と株価暴落のダブルパンチを喰らいます。

儲けていなければ当然配当原資が枯渇していき、株主に支払うお金が無くなるのは、至極当然の原理です。

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大増配の発表で株価が急騰した2014年、今は暴落 

たとえば、そんな株の代表格は大塚家具です。

父娘、両者が両者を解任し合うなどの泥沼のお家騒動が勃発し、世間的に話題をさらったのは周知の通りです。

配当金を2倍3倍と大盤振る舞いすることを約束し、一時的な投資家の支持を集めるパフォーマンスで久美子氏が勝利を収め、父親の勝久氏は大塚家具の株を全て売却。

勝久氏は富裕層向けの匠大塚をオープンし、大塚家具の繁栄を支えた当時の社員は転職して行ったのです。

1,000円前後で推移していた株価は2,500円まで急上昇しましたが、アベノミクスと真逆を行く経営スタイルで赤字は巨大化し、配当原資は尽きていく一方でした。

バカな投資家は目先の配当利回りに飛びつきましたが、結局は父親時代の資産を切り崩したタコ足配当に過ぎなかったため即減配。

株価は500円を切るまでに急降下してしまいました。

純損益の赤字が続く大塚家具は、2018年12月期の業績予想が売上高376億3,400万円(前期比-8.4%)、営業損失-51億円、経常損失-52億円、純損失-34億2600万円の大赤字となる見込みで、もはや倒産まで秒読みです。

高配当につられて当時ここの株を買ってしまった欲豚株主は、減配と多額の含み損に喘ぎ、毎晩枕を濡らしている。

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