1A0F1CF4-F9F5-4528-9A49-9D34732C3325
すかいらーくの決算は、悪い意味で毎回驚く 

個人投資家に大人気の株主優待株に、すかいらーくがあります。

この銘柄は、米投資ファンドのベインによるすかいらーく全株式売却という爆弾を抱えていたことで、株価下落を避けるために株主優待を3倍に拡充しました。

100株以上で年間6,000円、300株以上で年間20,000円、500株以上で年間33,000円、1,000株以上で年間69,000円のお食事券が貰えることから、瞬く間に優待代表格に成り上がり、多くの個人投資家を得ることに成功しました。

その後、ベインは大量の株式を売却しましたが、個人投資家が下支えをしていたことで、株価が下がるばかりか最近では好調に上昇しています。

SPONSORED LINK


bbdf305c
「株主優待の影響で減益」はもはやギャグ 

とはいえ、すかいらーくは時限爆弾を抱えているようなものなので、早々に売ってしまった方が身のためです。

同社が発表した2018年通期決算によれば、売上高は3,664億円(前年比2%)、営業利益は229億円(前年比-19%)と大幅減益となりました。

結果、年間配当も1株あたり38円から19円と2分の1になっている。

決算資料によれば、減益の理由については、人件費増、エネルギーコスト増、粗利率悪化、株主優待の影響との記載があります。

中でも、株主優待による影響は相当大きなものに膨らんでおり、それだけで34億円も下押しする要因となっています。

同社は「株主優待はこのまま維持する」との方針を示しており、なんとか改悪は免れました。

しかし、毎回決算資料に「株主優待が原因で減益になる」と言い訳する企業はすかいらーくのみであり、いわば会社の運営を担っている株主自身が利益を貪る害となっている。

優待乞食は年々増え続けており、このままでは株主優待のせいで事業運営に致命的なインパクトをもたらすでしょう。

決算を見れば、高額な優待の維持は誰が見ても存続不可能であることが分かり、株主は改悪爆弾を抱えているようなものなのです。

優待が改悪されれば株価暴落は免れず、優待以上の損失を抱える可能性が高い。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK