C56lS4AUsAACV3k
スクリーンショット 2019-02-02 1.48.46
任天堂のプレスリリースより 

任天堂株が1日で−3,110円(9.19%)と大暴落を記録しました。

要因は、世界中で大人気のニンテンドースイッチの販売計画が、従来の2,000万台から1,700万台に下方修正したことが嫌気されたためです。

とはいえ、同社の4〜12月期決算を眺めると、営業利益は2,200億円(40.6%増)、最終利益は1,687億円(24.9%増)と良好です。

通期業績予想も据え置いているために、株価暴落は悲観論が強すぎた結果とも言えます。

任天堂株は1年前に1株5万円近くを付けましたが、現在は3万円とほぼ半減する形となっており、株主はハラハラしながら同社の動向を見守っている。

SPONSORED LINK


C3OudMpVcAAsljB
元社長の故・山内氏は任天堂はギャンブル経営と語る 

山内氏は、任天堂は常にバクチをしてきた会社で、安定期などそもそも無かったと生前にコメントを残しています。

なぜなら、良くも悪くもゲームの売れ行き次第で業績が大きく変動し、株価も乱高下するからです。

たとえば、2006年にWiiとDSが社会現象になるほど売れに売れまくって1株7万円を付けた時も、今回と同様な「任天堂バブル」が巻き起こりました。

しかし、Wiiの次世代機Wii Uが販売不振になったことが鮮明になり、株価は7万円からなんと1万円を割る水準まで大暴落してしまいました。

山内氏は、その様子を「うちは天国か地獄しかない」と表現をしていました。

この言葉に象徴されるように、同社の業績は変動幅が大きく、当然ながら株価の変動幅も大きいのです。

そもそもゲームというのは、一度売れてもそれ以降また新しいゲームを作り続けなければジリ貧になる「短距離レース」です。

しかも、ひとつのゲームに掛ける開発費は高額で、開発期間も長くなっています。

さらに、近年のグラフィックなどの進化によって、コストも年々上がっています。

新しいハードやゲームがもし売れなければ、莫大な開発コストを回収出来ず、同社のキャッシュ・フローは途端に悪化してしまうのです。

とはいえ、任天堂は今までマリオなどのブランドで稼いだ「貯金」がたんまりあり、有利子負債はなんとゼロです。

そのため、たとえばゲームキューブやWii Uなどの失敗ハードで大損害を被っても、次世代機の研究開発に積極投入出来た体力がありました。

抱えるIPもマリオ、ポケモン、ゼルダなどの世界的人気キャラクターであることから、ライセンス収入も見込めるし、ヒット作も作りやすい。

そのため、東芝のように突然経営悪化して「倒産の瀬戸際」に陥るようなことは無いでしょう。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK


任天堂 “驚き”を生む方程式
井上 理
日本経済新聞出版社
2009-05-12