スクリーンショット 2019-01-23 10.33.31
スクリーンショット 2019-01-23 10.10.26
アルトリア株主のチョコ、FDAに憤怒 

たばこ株が不運の時代から一向に脱却出来そうにありません。

アメリカでマールボロやその他いくつかの主要たばこブランドを製造しているアルトリア(MO)は、昨日の取引で3.34ドル(-7%)の大暴落となりました。

その理由はアメリカ食品医薬品局(FDA)が電子たばこへの規制を表明したことです。

アルトリアは昨年末にアメリカで急成長する電子たばこ会社Juulの株35%を取得したばかりで、多額の費用をかけて行った投資がこの規制により全てパーとなってしまう可能性があります。

アルトリアは、子会社のフィリップモリス(PM)が開発した加熱式タバコIQOSも、一向にFDAに承認されないために、アメリカではIQOSの販売が出来ない状態です。

さらに、FDAは昨年末にもメンソールたばこの規制検討を表明しており、その影響でアメリカでメンソールたばこのトップブランドであるNewPortを展開するブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)が大暴落したばかりでした。

SPONSORED LINK


モルガン・スタンレーはFDAの電子たばこ規制報道を受けて、アルトリアを格下げしています。

目標株価を54ドルから45ドルに引き下げ、アナリストはたばこ会社に警告を発しています。

人口統計モデルによれば、今後10年間でタバコの喫煙量は年間約6%減少し、若者の喫煙率も相当数で減少する見通しとのこと。

アナリストは、アルトリアは社会規範や嗜好変化の犠牲者になっていると指摘しており、同社の成長が今後一桁台後半まで減速すると指摘しています。

とはいえ、アルトリアはたばこ以外にも食品やワインなど幅広い事業ポートフォリオを保有していることから、一時的な損失で屋台骨が揺らぐことはありませんし、何よりタバコ会社が強いのは製品が何のアップグレードもしてないのにも関わらず、何10%とか値段を上げても全く叩かれることなく「むしろもっと上げろ!」という声の方が大きい点でしょう。

そもそも、たばこ株というのはこのような「規制と訴訟」の歴史そのもので、株価が延々と上値を抑えられてきたことからS&P500の中で最高のパフォーマンスを記録することが可能でした。

経済学者のシーゲル氏によれば、フィリップ・モリスがS&P500の中で最大のリターンを達成出来たのは、「タバコが世の中の逆境に合っても、投資家がしっかり再投資を続け、根気よく保有し続けたからだ」と指摘しています。 

そのため、歴史を振り返ればたばこ株の暴落は日常的な光景であり、むしろ投資家はこのような暴落時に買うことで、将来のリターンを押し上げることが出来るのです。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK