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セルフレジは早くて便利で、生産性も向上する 
セルフレジ(主婦・72歳)

近くのスーパーがセルフレジを導入した。今まで店員さんが入力していたバーコードを自分で入力、支払いをする。何だか放り出されたような気持ちになっていた。

ある日、懇意にしている建築屋さんが来て、「近くのホームセンターのレジがセルフレジになってもう買いにいけない」と言う。夫も「そうなんだよ。みんなセルフレジになって買い物に行けなくなった」と嘆いた。

その気になればできないことではないが、やりたくない気持ちが先にきてしまうのだろう。過疎地でもないのに「買い物難民」化している人が、結構いるような気がしてならない。

少し前の商店はお客が来たら「いらっしゃいませ」と声をかけ品物を渡しながら「ありがとうございました」と言っていた。それは物を売る側の最低限のあいさつだったと思うがセルフレジは「お支払い方法を選択してください」「金額をご確認のうえカードを入れてください」「レシートをお受け取りください」と必要なことしか言わない。

何とも味気ない。

人はコミュニケーションにより育っていく部分があると思っている。子供のころ、近所の商店街のおじさんやおばさんに教えられたことがたくさんあった。戻れる世界ではないことは分かっているが、セルフレジには、店側の誠意や感謝を感じることがない。

人の心の荒廃がこんなつまらないことから進んでいかなければいい、と思うのはただの杞憂(きゆう)なのだろうか。

(出典:https://mainichi.jp/articles/20190109/ddm/013/070/040000c?inb=ys) 

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TSUTAYAもセルフレジを拡大している 

政府はセルフレジやキャッシュレス化の推進に大きく舵を切っています。

背景としては、レジなどのオートメーション化できるものは機械に担当してもらい、人間はより高度な業務を担当するという役割分担をしなければ、少子高齢化による労働者不足が解消されないためです。

さらに、消費税増税に合わせてクレジットカードを利用すると、ポイント還元を受けられるように政府主導でキャッシュレス化を推進していますが、これは日本の生産性が抜群に低いためで、そこには現金大国の副作用が少なからず関係しています。

たとえば、スーパーのレジの混雑にイライラする人は多いでしょう。

レジは空いているのですが、レジを打つ人が少ないから並ぶしかないためです。

特に日本では、未だに現金で支払いをする人が多いので、ジャラジャラ小銭を数えて出す時間を積み重ねていけば、日本全体で天文学的な時間的損失になります。

大規模店舗ではセルフレジのシステム化は進んでいるものの、まだまだ並んでます。

現金にこだわるがあまり、買い物難民化している人が急増している日本ですが、日本はもはや弱者に合わせていけるほど余裕がある国では無くなっているのが現実で、これらの層に合わせていけば日本はますます時代遅れの国となり、先進国から遅れを取る。

少なくとも、このようなアナログな現金派をバッサリ切り捨てるだけでも、日本のGDPは驚くほど回復すると考えられる。

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