800__7
年収1000万円でも貧困に陥る人は意外に多い 
共働きで世帯年収は1000万円を超える守田家。子供の小学校入学にあわせて妻が時短からフルタイムに戻った。するとそれまで毎月10万円の黒字だった家計が、毎月4万円の赤字に転落してしまった。

妻の復職で収入は増えているのに、なぜ支出が増えたのか。

■妻のフルタイム職場復帰で月収70万円夫婦が「赤字生活」の泥沼

「フルタイムの仕事に復帰して、月収が約10万円増えました。それなのに、毎月4万円も赤字です」と話すのは守田美紀さん(仮名・38歳)。

美紀さんは外資系金融機関で働いています。会社では、子供が小学校入学するまで時短勤務が認められており、美紀さんもそれを利用していました。この春、下のお子さんが小学校に入学したためフルタイムに戻り、残業、出張もこなすようになりました。

仕事の量が増え、家事育児と両立することは大変ですが、収入は増え、現在の手取り収入は32万円。 夫の和也さん(仮名・43歳)の収入約41万円と合わせると、月約73万円になります。

世帯年収は軽く1000万円を超えるにもかかわらず、月4万円の赤字で1円も貯金できないとは、どういうことなのでしょうか。


1B951A06-2BE1-44D7-9DDD-449377641917
(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190106-00027178-president-life)
SPONSORED LINK


【生活レベルは下げられない?】なぜ高収入でも貯金できないのか
お金はあればあるだけ使うのがフツーの人の感覚 

世の中の人々は年収1,000万円があれば、さぞ裕福な生活が送れるだろうと考えます。

しかし、実際にはお金があればあるだけ使うのが"フツーの人"の性格であるため、年収が高くなればなるほどお金が無くなる性質があるのです。

たとえば、守田家の支出を眺めると、賃貸マンションが17万8,000円、家事代行に3万8,000円、教育費に14万5,000円もかけていて、そしてこれが1年では無く、1ヶ月というから驚きです。これではいくら収入が高くても一向に黒字化は難しい。

一般的に、ファミリー向けの物件というと2LDKや3LDKを指しますが、都心であれば15万円程度まで予算を考える必要があります。しかし、都心から少し離れた物件を借りれば、家賃は高くても10万円に抑えられる。
 
さらに、無意味な家事代行や、無駄な教育費も削ることでシェイプな家計に変身することが可能です。そもそも、月14万5,000円も教育費にかけるのは、いくらなんでもやり過ぎで、5分の1くらいまで削って良い。

たとえば、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険によれば、保育園・幼稚園~小学校低学年である首都圏在住の父母600名を対象に教育費の月平均額を調査したところ、3万1,769円であることが分かっています。

つまり、守田家の教育費は「異常レベル」であって、ここまで教育費をかけたところで意味があるのかは疑問です。

そもそも、「子どもにお金をかければ頭が良くなり、成功できる」というのは勘違いであり、親がお金をかければ、子どもの学力が上がるという証明は今まで一度もなされたことはありません。

教育というのは、お金をかければかけるだけ良いと自己肯定してしまう性質があるため、なかなか削減が難しい支出になります。

一度生活水準を高めてしまえば、今後リストラや減給にあった場合に生活レベルを落とすことが難しくなるため、やはりどんなに高収入になったとしても「ほどほどの支出=生活レベル」を維持することが賢明です。

教育費をかけても優秀な子に育つとは限らんよな

SPONSORED LINK


バカでも年収1000万円
伊藤 喜之
ダイヤモンド社
2010-07-30