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ブラックマンデーでは22%以上急落するも、結局回復した 

NYダウが連日謎の大暴落を記録しています。

なぜ謎なのか?と言えば、足元の景気は良好、企業業績も良好、悲観材料がこれと言って存在しない中での暴落となっているからです。

アメリカ市場はすでに3週間以上に渡り下落の一途を辿っており、優良銘柄30種で構成されるNYダウは高値から4,000ドル(-18%)も落ちています。

これは、リーマン・ショックを上回る下落であり、もはや大暴落と言っても差し支えないでしょう。

アナリストは政府機関の一部閉鎖、世界経済減速懸念などもっともらしく挙げていますが、ぶっちゃけ歴史上何度も起こっていたことであり、全くもって後付け理論に過ぎず、暴落理由にはならない。

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このような理由無き暴落で既視感を覚えるのが、かの有名なブラックマンデーです。

アメリカの日刊紙であるUSAトゥデイでは、次回のブラックマンデーといえる大暴落が発生するとすれば、それは経済や景気動向とは関係なく、AIなどの制御システムの暴走によるものであると予想を立てていました。

ヘッジ・ファンドのトレーディング部門では、既に人手を介した取引はほぼ行われておらず、AIなどを用いたチャート追従システムが取引を行っています。
 
株価が上がれば全力で買いに行き、株価が下がれば全力で売りに行くシステムが構築されているわけです。
 
つまり、それらのシステムで何かしらのエラーが発生し、大手ヘッジ・ファンドが大量の売りを行い市場を歪めることになれば、他のヘッジ・ファンドも売りに追従することになるため、さらに売りが売りを呼ぶ展開になり得るのです。

30年前のブラックマンデーも、システムによる暴走が起因となっていることが分かっています。
 
当時は、昔なのでまだ人手を介した取引が主流だと思われるでしょう?しかし、実は株価が下落すると自動的に先物を売って損失を抑える今のような追従システムが、既にヘッジ・ファンドの間で流行していました。
 
ブラックマンデーの日は、まさにそれらのシステムが暴走、売りが売りを呼ぶ展開となり、わずか1日でNYダウが22.6%も下落するという事態となりました。

実のところ、今回の一連の暴落も全てヘッジファンドのチャート追従システムの暴走が原因です。

このままシステム売りが続くようであれば、一夜にして大きく底が抜けることも考えられるため、投資家はブラックマンデーの再来を気にしておかなければならないでしょう。

今の株価で22%下げる事態になれば、NYダウは17,000ドルまで下げ続ける可能性も否定出来ません。

とはいえ、そんな心配をよそに呆気なく回復することもまた株式相場の性格なので、「暴落だから」と売りから入ることはオススメ出来ません。

なぜなら、ブラックマンデーであっても、株価は1年強で元に戻り、次の高値を目指して駆け上がっていったからです。

そのため、やはり何があっても定期的にS&P500ETFを積み立てていくことが、結局のところ正解になります。

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