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生産性とは「得られた成果」であり、根性で働くことでは無い 

労働生産性という言葉があります。

これは、ひとり当たりの労働者がどれだけ効率的に働けたかを示す指標になります。

たとえば、アメリカ人のひとりが1時間のうち3働いたとして、日本人が1だったとすれば、アメリカ人は日本人の3人分の働きをたった1人で生み出したことになります。

つまり、労働生産性というのは人口増加よりも極論重要視しなければならない指標であるわけです。

公益財団法人の日本生産性本部がまとめた「2017年労働生産性」の調査によれば、日本はG7を構成する先進国の中で最低最悪という結果になりました。

とはいえ、日本は今年が初めての最下位では無く、1970年からずっと最下位の状況が続いていて、もはや解決策は見出せない。

少子化で生産性が最悪となれば、国家にとって致命的な問題と見て間違い無い。

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日本は根性論のバカしかいないから生産性が低い 

同財団によれば、日本人の生産性が低い理由は、IT化が遅れ、いつまでもアナログに頼っていることが時間のロスを生み出していることが要因と指摘します。

たとえば、ここ数年で急成長を遂げた中国はIT化が進んでおり、都市部ではもはや財布を持たなくともアリペイなどのQRコード決済のみで生活出来る仕組みが構築されています。コンビニ、屋台、ホームレスまでもがQRコードで決済をしており、現金を使う人はもはや生活は困難です。

一方、日本は未だに現金派が多数を占めており、QRコードどころかクレジットカード利用率はなんと14%しかありません。

コンビニのレジでも未だに小銭をジャラジャラさせて莫大な時間を浪費している人が多数いることが分かるように、キャッシュレスと現金派では、経済の循環率が総合的にはまるで異なってくる。

では、日本が生産性が低いのは本当にキャッシュレス社会が進まないという理由だけなのか?といえば、実際には現金が主流だった1970年からずっと生産性は低かったので、特にキャッシュレスという問題だけでも無い。

そもそも、日本の生産性が低い最大の理由は「根性論文化」であり、単純に仕事にムダが多いからです。

日本人の仕事の評価は根性という前時代的な考えが未だに強く根付いており、勤勉に働き、有給も使わず身を粉にして働くことが美徳とされます。

とはいえ、会社に来て忙しそうに「仕事をした気になっているだけ」で、実際にはムダな会議、ムダな資料作成、ムダなメールに勤しみ、本質的に1円も稼ぐことなく1日が終わるサラリーマンが山ほどいます。

このような無意味や根性論文化は、実は太平洋戦争まで遡ります。

たとえば、この太平洋戦争のときは「月月火水木金金」という言葉が作られ、日本軍はとにかく休みがありませんでした。その結果、日本軍は疲弊して負けたのです。

対して、アメリカ軍はローテーションできちんと休みを取らせたことで、戦争を有利に進めることが出来ました。

21世紀になり、戦争の場は武力からビジネスに移りましたが、日本人がやっていることは戦時中と一切変わっていないのです。

ハッキリ言って、致命的な少子化、そして生産性も最悪というのは国として絶望的で、投資対象としては不適格です。

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