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日本にユニコーン企業はいなかった 

フリマサイトで抜群の人気を誇るメルカリは、2018年6月19日に上場し、初日に1株6,000円を付けました。

米中と比較し革新的な企業が生まれにくく、世界に大きく遅れをとる日本では、メルカリはユニコーン企業だともてはやされていました。

各メディアではメルカリをこぞって、

「凄い!」

「次世代的だ!」

「21世紀の会社経営のお手本」

とまで持ち上げており、株主もメルカリに投資していれば億り人になれると信じて疑わず、メルカリバブルは膨らみました。

しかし、実際に上場してからというものの、11月に発表された7~9月期の決算を眺めると、黒字どころか28億円の大幅赤字(8月発表の決算は70億の赤字)となっていました。

株価はわずか半年で6,000円から2,000円までに大暴落しており、株主はもはや連日お通夜状態です。

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メルカリは外国人社員を大量に入社させるなど、グローバル化のイメージを強く打ち出していたものの、肝心の市場調査を行っていなかったようで、イギリスなどの海外展開で大損をこいています。

そもそもイギリスでは世界最大規模のグローバルマーケットプレイス「イーベイ(eBay)」の1強となっており、メルカリなどが入り込む余地はゼロに等しかった。

結果的にイギリス事業からの撤退が発表され、損失は10億円を超えました。

イギリスでの3年間の売り上げはたったの43万円で、これはメルカリ普及のために広告費や手数料サービスをやりすぎ、儲けを度外視しすぎた先行投資が仇になった形でした。

とはいえ、確かに先行投資でチャレンジすることは必要ですが、10億円も投入して売り上げが3年間でたったの43万円というのはもはやeBayがどうのこうのというレベルではなく、メルカリ自体に問題があったとしか思えない。

たとえば、第一生命経済研究所エコノミストによれば「"下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる"といった海外進出と撤退を繰り返す手法」と酷評しており、メルカリの経営センスを疑うコメントをしていました。

メルカリは今後の海外事業はアメリカだけに集中・専念すると宣言しているものの、メルカリがアメリカで成功する可能性はほぼ無いという意見も多いです。

米国株ブログのパイオニア的存在である広瀬氏(@hirosetakao)によれば、メルカリがアメリカで成功する可能性はゼロであると、辛辣な評価を下しています。


株主からは、

「海外展開は諦めて頼むから日本だけに専念してくれ!」

という意見も多いですが、人口減少で若者も少なくなる日本に絞れば、いずれジリ貧になっていく未来しかありません。

そのため、いずれにしろメルカリは八方塞がり状態で、株主は枕を濡らす日々を過ごすことになるでしょう。

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