投資とは「お金を投じてリターンを得る」ということ
ZOZOTOWNを運営するZOZO創業者の前澤氏は、世間的には「成金」「浪費家」としてのイメージが強いです。
たとえば、この間は民間人が初めての月周回飛行となるスペースXで、座席を全て買い占めたと話題になりました。
総費用は750億円以上とも言われており、世間からは「無駄遣いの極み」と華麗にディスられていたことも記憶に新しい。
そもそも、前澤氏はアートにも多額のお金を投じており、そもそも月に行こうと思ったのは1982年にバスキアという画家が描いた作品を120億円で購入したことがきっかけだったそうです。その他にも彼は多くのアートを買い込んでコレクションしており、絵画に投じたお金だけでも総額200億円を超えています。
さて、そんな前澤氏は交友関係も広く、タレントの出川哲郎氏によれば、前澤氏、そして同じくタレントの岡村隆史氏、そして田中裕二氏と4人で食事をしたと語っており、その食事代について「1回の食事代、500万円近く」と明かしました。
日曜のテレビ番組でのコメントだったため、SNSでは、
「無駄遣いの極みwww」
「成金の考えることは理解不能wアホとしか思えんなwww」
などと言った投稿が相次ぎました。
「無駄遣いの極みwww」
「成金の考えることは理解不能wアホとしか思えんなwww」
などと言った投稿が相次ぎました。
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とはいえ、前澤氏がやっていることは浪費ではなく、全て「投資」に当てはまります。
そもそも、投資というのは「お金を投じてリターンを得る」ということです。
一般庶民は、投資といえば株式投資やFXなどしか思い浮かびませんが、彼のようなビジネス・オーナーは「お金を使うこと=全てが投資」という考えを持っています。
たとえば、月に旅行に行くことに世間からは「成金の浪費」という批判が上がりましたが、彼はテスラ創業者であるイーロン・マスク氏とアメリカで記者会見を行い、この1件が世界で大きく報道されたことでZOZOTOWNの知名度が飛躍的に上昇したことは想像に難くありません。
さらに、現地の報道で前澤氏は絵画コレクターと紹介されていたものの、記者会見のスピーチにより「最も成功した経営者のひとり」として認知されるに至ったでしょう。
また、趣味として思われているアートだって、ZOZO本社のオフィスに数々の名画が飾られており、ZOZOTOWNを訪れる人へのブランド価値を上げることに一役買っています。
しかも、このような名画は現物資産として世界中でかなりの需要があって、持っているだけで数年後に2〜3倍まで評価額が跳ね上がることもよくあります。
1回500万円の食事だって、この件でニュースに取り上げられ、芸能人自らにエピソードを紹介してもらえるのならば、ヘタに広告を打つよりも何百倍も効果があるのです。
前澤氏はそれら全てを計算の上で、お金を使っている可能性が高い。
そもそも、優秀な経営者というものはそういうもので、リターンを期待してお金を使うのです。
「前澤は成金」
「下品で浪費しかしない一発屋」
と批判する庶民は、このようなお金の原理がそもそも分かっておらず、大抵は金持ちを批判する一方でガラクタのような負債ばかり買っていたりするものです。
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