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投資資金に応じて、適切なNISAを選ぶ必要がある 

はじめまして、いつも楽しく拝読させてもらっております。
読みやすく為になる記事ありがとうございます。

さて、私は30歳で年収450万程度の会社員です。
 
現在下記の通り、NISA口座及び特定口座にて運用しておりますが、
今後、一般NISA及び積立NISAのどちらで資産運用すればいいか迷っております。

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・資産状況

【NISA口座】
(投信)
   emaxis slim 米国株式(s&p500)
   240万円


【特定口座】
(ETF)
  1557   SPDR S&P 500    
  300万円

(個別銘柄)
  ジョンソン・エンド・ジョンソン
  コカ・コーラ
  ベライゾン
  アルトリア
  ロイヤルダッチシェル
  3M
  各20万円


  今後、毎月投資に回せる額
  ¥80000/月
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余裕ができたら、個別銘柄も購入したいと思っております。
 
年に40万円以上投資に回せる場合、やはり一般NISAのほうがメリットを享受できるのでしょうか?
 
今後もs&p500を中心で投資することを考えております。
ご教授頂けますと幸甚です。

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一般NISAの場合、「年間120万円/5年間で利益非課税」の恩恵が受けられます。
つみたてNISAの場合、「年間40万円/20年間で利益非課税」の恩恵が受けられます。

毎月投資に回せる額が8万円とのことで、1年に換算すると96万円になります。

つまり、一般NISAを選択すると年間120万円の非課税枠を使い切れず、もったいない運用となってしまいます。

そのため、S&P500を中心に、つみたてNISAで長期投資でコツコツ積み立てていくのが良いでしょう。

40万円からはみ出した投資資金は、特定口座で個別株の買い付けに使ってください。 

そもそも、つみたてNISAは投資した年から20年間は非課税なので、たとえリーマン・ショック級の暴落があったとしても、アメリカ株式市場の歴史を振り返れば、20年というのはほぼ確実に元値を回復する年数が取れていることになるので有利です。

一方、一般NISAは5年しかありません。

仮に暴落が発生し、元値に戻る前にNISAの非課税期間終了がやってきてしまう場合、特定口座などの課税口座に強制移動させられます。

しかも、非課税期間終了後の株価が「その株の購入価格」として見なされてしまうデメリットがあるのです。

たとえば、とある株を1,000円の時にNISAで買って、800円に値下がりしたまま5年後を迎えたとします。

その場合、特定口座に移動された時は800円が取得額になっており、その後に1,000円に株価が回復したので売ろうと思ったとしても、200円の利益分に課税がされてしまうのです。

そのため、一般NISAは長期投資にあまり向いていないと言えるでしょう。

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