thumbnail-764
アメリカ式経営の象徴であるGAFA 

日本が戦後の焼け野原から世界一の経済大国となった背景には、昭和時代の日本式経営スタイルがあったとされ、当時は世界から大絶賛を受けていました。

日本式経営とはとにかく歯を食いしばり、気合いで働き、とにかく人を尊重し輪を乱さない社員全員家族の精神で、企業の歯車として毎日額に汗流すことで組織に貢献する働き方です。

たとえ、優秀な者がいたとしても「人を尊重する」というのは何があっても年功序列ということなので、当然先輩より賃金は上がらず、それを受け入れるのが普通でした。

そもそも、昭和の時代は大量設備、大量労働、大量生産という「大量正義時代」だったので、たとえ優秀な者がいたとしても組織を優先した方が国や企業が成長したので、個人の能力が発揮しずらかったのもあったでしょう。

しかし、2000年に突入すると大量正義時代は終わりを告げ、人類は「より精神的な豊かさ」を求めるようになりました。

つまり、大量の人的コストを投入しても、それに比例した売上を得られない時代になったため、企業は価値の創造や、オリジナルの独創性など、アイデアで儲けることにシフトせざるを得なくなりました。

SPONSORED LINK


とはいえ、日本式経営から抜け出せない日本の大企業では、アメリカ式経営に魅力を感じる優秀な人材の流出が止まらず、手立ても無いような状況です。

たとえば、日本を代表するNTTに努めるエリートたちの退職エントリーがここ最近相次いでおり、マイクロソフトやグーグルに転職している様を報告する姿が話題になっています。

スクリーンショット 2018-12-08 16.59.47

6年勤めたNTTを退職しました

入社7年目のサラリーマンの給料(ボーナスや家賃補助など全部込み)として、僕の年収653万円という数字は先に書いたように年代平均よりは良いしこの数字を貶すのは気が引ける。

その一方でここからモリモリ上がるかというと管理職昇格という狭き門を通り抜けない限り良くて800万円になるかどうかというラインを生涯さまよい続ける事になる。

そういう年収期待値の中で社内のライフプラン研修を受講してみるとファイナンシャルプランナーらしい講師からNTTの事情を鑑みながら「あなた方はマンションなどを買うなら3000万円を超える物件だとだいぶ生活が厳しくなるのでそれ以下で見積もる事をおすすめします」と粛々と助言を頂いてしまった。

そんな感じで、金も夢も誇りも無くした(個人の主観です)kumagiはNTT研究所を辞めました。
 
転職先はGoogleで今月5日からsearchのチームに参加しました。引き続きアウトプットしていく予定なのでよろしくお願いします。

(出典:http://kumagi.hatenablog.com/entry/exit-from-ntt)

アメリカ式経営は効率性重視で、たとえ企業に忠誠を誓う社員がいようがパフォーマンスが出せなければカンタンに解雇されるし、年功序列なんてもってのほかで、身分の保障すらありません。

しかし、優秀な人材にはたとえヒラ社員であっても数千万円の高額な報酬を払い、日本では考えられないほどに自由に仕事をさせる。

成果を出していればたとえ勤務中に映画館でサボっていようが何も言われないし、むしろ社員が会社に愛想をつかせて転職してしまうことなどザラで、ライバル会社に行ってしまう。

これが悪いことではなく、活発な新陳代謝を起こすきっかけにもなっており、アメリカの象徴であったGEが淘汰され、それに生まれ変わるGAFAなどが生まれたりしている。

しかし、日本の大企業は相変わらず日本式経営を重視しているが故に、全く新陳代謝が進んでおらず新たな企業が育っていない。

優秀な人材の流出も止まらず、日本は次の成長エンジンを完全に失いつつある。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK


the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
スコット・ギャロウェイ
東洋経済新報社
2018-07-27