What-is-FIRE-intro
一生社畜でストレス過多の人生に、別れを告げる時代 

人生100年時代と称して、死ぬまで働かざるを得ない時代が到来しています。

この背景には、少子高齢化による年金枯渇、社会保障費急増、国際競争力低下など、国家運営を揺るがす致命的な条件がこの日本で現実に起きているからです。

そのため、定年で退職金貰って、悠々自適の年金生活なんてわけにもいかず、高齢者も社会に出てもらい、国のエンジンとなって貰わなければならないのです。

つまり、「一生社畜時代到来」です。

さて、世界に目を向けてみると、そんな社畜人生から早々に別れを告げる「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)」が流行りつつあります。

デジタル社会に関連するニュース・メディアである「ギズモード」によれば、ストレスいっぱいな社会と別れを告げる若者たちが、

「贅沢は要らない。自由が欲しいだけ」

と20代、30代の若さで早期退職に踏み切るケースが増えています。

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FIREの火付け役は、この写真のPete Adeney(ピート・アデニー)さんです。

「夫婦で各6万7000ドル(約750万円)のソフトウェアエンジニアの仕事をしながら無駄遣いを一切やめて貯めこみ、20万ドルの家と60万ドル貯まった30歳のところでスパッと会社を辞めました。60万ドルあれば運用利回り4%を生活費に回すだけで、夫婦と子ども計3人の家計は十分回っていくと考えたからです。」

早期退職っていうと悠々自適な贅沢ライフのイメージがありますけど、ピートさんを見るとわかるように、FIREの人たちは別に贅沢したいわけじゃなくて、自分の時間、自分の人生を自分で決めたいという思いが強いのが特徴です。

永久就職が過去のものになって、海外アウトソースとAIで仕事が奪われて、明日をも知れない時代。「会社なんてなんのアテにもならない、自分の身は自分で守らなきゃ」という意識ですね。

昇進レース、昇給の心配、住宅ローン、過労、終わりのない大量消費…といった悪循環をお金の力で断ち切りたいと切望する人たちがミレニアル世代を中心に現れ、数の計算を始めたら、ちょっと工夫すればできると誰かが気づき、Redditなんかのネットで情報交換しながら実践する人が増えている、というわけです。

英語で「fired」っていうと普通はトランプの「You’re fired(おまえはクビだ)!」という決め台詞みたいに受動態でしか使われないのに。FIREムーブメントの「fired」はあくまでも能動態です。

ちなみに「金融用語がとても好き」という特徴もあって、たとえば賃料の安い地域に引っ越すことをFIREムーブメントの人たちは、「arbitrage(アービトラージ、サヤ取り)」と呼んだりもします。ゲームのモノポリーのような感覚で「持たざる者」から「持てる者」への転換を図っているんですね。

(出典:https://www.gizmodo.jp/2018/11/fire-movement.html)

ピートさんのように、60万ドルの運用利回り4%を生活費に回す人生設計と聞けば、日本人からすると

「何コイツ!?頭お花畑ちゃう?」

と思われる人が多いかもしれません。

しかし、実際には適切なインフレを毎年のように達成し、株価が堅調に上がり続けるアメリカでは、この考えはどちらかといえば控えめなくらいです。

たとえば、S&P500に投資すれば、年間6〜7%のリターンを得られることは歴史的に証明されているわけだし、超安全資産とされる米国債に投資しても年利3%が返ってくる時代です。

そのため、投資の利息で安全に暮らすことは、アメリカに気軽に投資出来るようになった今、私たち日本人であってもあながち不可能ではないのです。

時代は大きく変わっていて、たとえば昭和の時代は「働く為に生きる」でした。

それが平成になり「生きる為に働く」に変わり、次の時代はAIなどが人間の代わりに労働をするようになるので、労働はオワコン化するでしょう。

FIREこそ次世代の理想の生き方の形であり、私たちの生きる未来の姿です。

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早期退職 (角川文庫)
荒木 源
KADOKAWA / 角川書店
2018-07-24