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特に人気が無いのがiPhone XR 

アップルが新型iPhoneであるXS、XS Max、XRの生産注文を縮小したことが分かりました。

アップルから直接声明が出たわけではありませんが、Face IDのLumentum、液晶ディスプレイのジャパンディスプレイ、送受信機能のQorvo、光センサーのAMS AGなどのiPhone製造の主要サプライヤーが、相次いで売上予測の下方修正を発表したため、iPhone減産が確定的となったのです。

3機種の中でも特に売れていないのがiPhone XRで、発売からわずか1ヶ月で値下げを決行します。

XRが不人気なのは、64GBで84,800円とXSと価格がさほど変わらないのに、ディスプレイが有機ELではなく、シングルカメラ、防水性能の等級が1段低いなどの仕様であることでした。

「XRを買うならXSを買おう」

と考える消費者が多かったわけですが、XSは最低でも10万円以上の買い替えコストがかかるので、平均年収が下がり続けている日本人には敷居が高いものだったのです。

そのため、現在iPhone7や8を使っているユーザーは、結果的に「今のままでいいや」と考えたため、iPhoneの買い替えが進まなかったというわけです。

さらに、アップルからドコモやKDDIなどに販売補助金も出すことが伝わっており、iPhoneの売れ行きの悪さが深刻だということが伝わります。

最もiPhone人気がある日本でここまで売れていないことに、市場は強く問題視しており、アップルの株価は、わずか1ヶ月足らずで1株220ドルから170ドルまで売られました。

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廉価版モデルであるiPhone5Cもサッパリ売れなかった 

アップルは過去にも廉価版モデルで失敗を犯していました。

たとえば、iPhone5の時代には高価なiPhoneに手が出せない層の需要を大きく見込んでiPhone5cがリリースされました。

iPhone5cを安くするために、5で搭載されていた最新のA7チップではなく、1年前のA6チップを採用、そしてケースもプラスチック製に変えました。その代わりに、赤や黄、青や緑などのポップなカラー・バリエーションを用意したことで、日本でも特にお金の無い若者を中心に人気を博したのです。

ところが、iPhone5cは期待していたほどには売れず、1年未満で製造停止を決定したのです。

アップルなどのデジモノに詳しい専門家によれば、

「アップルの客は、最高のiPhoneだけを望んでいた」

と分析しており、アップルの廉価版戦略は失敗だったと結論付けました。

そのため、過去の経験から言ってもiPhone XRの不人気はそもそも既定路線であり、想像に難く無い結果だったとも言えます。

とはいえ、iPhoneが売れなくなった=アップルはオワコンだと市場は評価していますが、アップルは今後も莫大なキャッシュを稼ぎ続けるため、暴落局面は買い増しすることをオススメします。

なぜなら、iPhoneが高級路線化に進んだことによって、一人当たりの単価は急上昇、利益率は過去最高になっており、iPhoneの販売数が業績インパクトにさほど影響しなくなっているためです。

たとえば、アップルの第3四半期決算は、売上高が532億7,000万ドル、売上高成長率は17.3%、純利益は115億2,000万ドル、1株利益(EPS)は2.34ドルと、いずれも市場予想を上回る極めて好調な結果でした。

その他にも、iCloudやiTunes Store、Apple Pay、Apple Musicなどのサービス部門の売り上げが、前年度比31%も上昇しており、アップルはiPhoneの売り上げに頼らない収益基盤を構築していることが分かります。

iPhone XS等に買い換えないユーザーも、これらのサービスは継続的に利用しているわけで、アップルは安定的に利益を上げられるというわけです。

そのため、現在の1株170ドルというのは明らかな「割安値」であり、アップルを買い増しするには絶好の機会でしょう。

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アップル 驚異のエクスペリエンス
カーマイン・ガロ
日経BP社
2013-01-24