リセッションとは景気後退を指し、イケイケドンドンで株価が上がっている時期とは異なり、市場が軟調になり易くなります。
そもそも、アメリカなどの資本主義経済が成熟した社会では、景気の「拡張期」と「後退期」は数年を周期として交互に繰り返される性質を持ちます。
アメリカが定義するリセッションは、GDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合を指しますが、新型コロナウイルス感染拡大によって経済活動がストップしてしまったことによって、もはやリセッション入りは避けられなくなっている状況です。
この期間の見通しとしては1947年以来最悪の数値で、歴史的な転換期に来ていると考えるのが自然です。
アメリカ経済のリセッションは避けられず、株価もそれに合わせて乱高下する可能性は高いでしょう。
アメリカ議会の予算局によれば、アメリカの第2四半期のGDPの伸び率は、年率換算で「マイナス39.6%」になる見通しだとしています。
この期間の見通しとしては1947年以来最悪の数値で、歴史的な転換期に来ていると考えるのが自然です。
アメリカ経済のリセッションは避けられず、株価もそれに合わせて乱高下する可能性は高いでしょう。
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100年以上もひたすら過去最高値を更新し続けるNYダウ
短期的に考えれば、確かにリセッションは投資家にとって頭を悩ます事案でしょう。
しかしながら、過去のリセッションの大半は短期的で底が浅く、下降の始まりから回復の始まりまでの期間は平均たったの1年未満でした。
「資本主義の終わり」
と評されて、ドルが紙くずになると叫ばれた最大のリセッションが訪れた2008年のリーマン・ショックでさえ、わずか2年足らずでNYダウは元値を回復し、更なる高みを目指してガンガン株価は上昇の一途を辿ったのです。
つまり、10年、20年と腰を据えて長期投資をしようと考える投資家であれば、リセッションというのは「株価をより安く仕込むためのセール期間」に過ぎず、この時期にどれだけ優良株を仕込めるかで将来の成績が決まるのです。
大抵の投資家は、株価下落時には市場につられて株を手放して、株価上昇時には市場につられて株を買い戻します。
そのため、いつも彼らは損ばかりをしており、一向に資産が増えることが無い。
対して、長期投資で一時の株価変動を気にせずコツコツと拾っていける投資家は、リセッション時に株をしこたま安く買えるので、ひとたび回復フェーズに突入すれば、驚くべき利益を獲得することが可能になる。
ネットを眺めると、たった1日1日の株価上昇や株価下落に一喜一憂している投資家があまりにも多いことに気付くわけですが、これらの投資家は全て短期筋で、長期的に資産を増やそうという気はサラサラない。
リセッションが訪れようが何だろうが、お金持ちになるためには米株にコツコツ投資して、ひたすらアメリカの市場成長の波に乗るしか方法は無いのです。
最後に勝つのは、いつの時代も長期投資家と決まっています。
投資で1番パフォーマンスが高かったのは”死んだ人”って結果もあったくらいだし投資したら忘れるくらいがちょうどいい
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