トンデモ理論を展開して、あの手この手で情弱ホイホイ
株式は利用者が儲かる仕組みですが、FXは胴元が儲かる仕組みとなっています。
なぜなら、株式は業者の旨味があまり無く、FXは業者に旨味があるためです。
裏を返せば、株式は利用者にとって旨味があり、FXは利用者に旨味が無い。
FXが儲かる理由を探ってみると、FXは「相対取引」で運営している業者がほとんどであると言われているためです。
そもそも相対取引とは、業者と利用者の取引形態を指し、この取引では利用者の注文がそのまま為替市場に出されるのではなく、業者は何もしません。
たとえば、利用者が100万円を突っ込んで80万円まで目減りしてしまい、損切りをしたとします。この場合、業者は20万円の儲けが出て、さらに手数料を貰うことが出来ます。
ようは利用者からの注文に対する現金化の要求に応えられればFXビジネスとしては成り立つため、利用者が取引の結果マイナスの成績で終わって現金化を求めた場合、理論上FX業者はそこで儲けることが出来るのです。
極端な話、利用者全員がFXで負けてしまえば、業者は一切何もしなくてもお金が入り続ける。
FXは勝ちより負けが圧倒的に多いゲームなので、業者が赤字になることはありません。
これはパチンコや競馬などのギャンブルの構図と全く同じで、胴元だけが儲かるシステムということが分かります。
これはパチンコや競馬などのギャンブルの構図と全く同じで、胴元だけが儲かるシステムということが分かります。
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破綻を宣言したFX業者アルバリ
さらに、FX業者が儲かる仕組みがロスカットです。
ロスカットとは利用者のポジションの損失が一定水準まで達したとき、更なる損失の拡大を防ぐために、業者が強制的に決済する制度のことです。
これは、利用者の損失を防ぐ意味合いが強いわけですが、業者から見れば利用者の損失は業者の利益になるため、実質的に業者の儲けを確定することに繋がります。
とはいえ、それでもFX業者は大きな損失を被ることがあります。
それは利用者が多大なレバレッジを掛けた場合です。
レバレッジとは、元本が無いのに何倍もの取引を行うことが可能であるため、利用者が損失を被った時にその損失の補填が出来なければ、FX業者が肩がわりせざるを得ない時があります。
たとえば、2015年に多くのFX投資家を奈落の底に突き落としたスイスフランショックでは、イギリスのFX業者であるアルパリが一夜にして破綻してしまう事態になりました。
アルバリが破綻した原因は、日本の業者には認められていない1000倍(!)という超ハイレバレッジでの運用が可能であったことです。
たとえば、今が1ドル100円として、レバレッジ1倍なら100通貨しか買えないのですが、1000倍もレバレッジが掛けられるのであれば、なんと同じ元本で10万通貨が買えることになるのです。
この場合、1円下がるだけで10万円の損失を被ります。
これをスイスフランショックの例に照らし合わせると、40%超える値下がりが発生したわけで、利用者は元本の40倍を超える損失が発生してしまいました。
当然、レバレッジを掛けて取引をしていた利用者は追証など払えず、FX業者であるアウバリが引き継いで破綻したというわけです。
日本では、金融庁が主導でレバレッジの規制を強めており、400倍、50倍、25倍と上限を狭めてきましたが、この施策は、ある意味国内のFX業者を守る機能も果たしている。
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