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原油高は家計に大打撃となる一方、石油メジャーには恩恵に 

石油メジャーであるエクソン・モービル(XOM)の第三四半期は予想以上の結果となり、2日のアメリカ市場を牽引しました。

売上高を見てみると、766億ドルで25%増、純利益が62億ドルで前年同期比57%増でした。1株利益(EPS)は1.46ドルで、アナリスト予想を超えました。

決算が良好だったのは原油価格が40%も上昇したことで、生産などの上流部門の利益は2.7倍に膨らみ、米国内の収支も黒字化しました。

日本ではガソリン価格が1リットル160円まで高騰し、4年ぶりの高値を記録していますが、そもそも原油価格が暴落したのはアメリカのシェール革命によるものでした。

シェール革命ではアメリカが石油生産をガンガン行ったことで、世界の石油が過剰在庫となり、需要と供給のバランスが崩れました。

中東の産油国ではOPECの中で石油の供給をコントロールしていたわけですが、アメリカはOPECには加盟していないため、中東の事情などお構いなしに生産し続けたというわけです。

ガソリン事業は儲かるので、値段が下がれば当然石油元売りも利益が減るので、XOMなどの石油メジャーは長い冬の時代を過ごしていました。

しかしながら、昨今の原油高を追い風に、ついに石油業界に春が訪れるのかもしれません。

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アメリカとサウジアラビアの関係性が悪化している 

原油価格の高騰はこれからも続いていくと考えられています。

その要因は、主にイランとサウジアラビアです。

まず、トランプ大統領がイランの核開発を制限する合意に納得がいかないとし、イランに経済制裁を発動しました。イランは産油国でありますが、経済制裁が発動されたことによって日本を含むアメリカの同盟国はイランからの原油購入を取りやめる事態となりました。

イランからの輸出が減ったことによって、世界全体の原油量が100万バレル単位で激減してしまい、原油価格上昇に繋がったのです。

さらに、原油価格上昇に追い打ちをかけたのがサウジアラビアの政権批判を繰り返したジャーナリストのカショギ氏がトルコで殺害されてしまった事件です。

この事件はサウジアラビアのムハマンド皇太子が事件に関わっていたとの疑惑が強く、サウジアラビアと蜜月の関係を築いていたトランプ大統領との間に冷や水を浴びせる形となっています。

トランプ大統領は中間選挙を控えていることから、サウジアラビアには甘い態度を改める必要性が出てきているのも事実であり、サウジアラビアとアメリカの関係が悪化するのは確実と見られています。

そのため、世界最大の産油国であるサウジアラビアからも原油供給が縮小してしまえば、原油価格はますます上がり続けることになるわけです。

石油メジャーにとっては嬉しい誤算ではありますが、ガソリン価格の上昇は続くため、家計への直撃は避けられません。

あなたが少しでも原油高の恩恵を享受したいのであれば、35年連続増配で配当利回り4%のエクソン・モービル(XOM)を今すぐ保有するべきです。

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