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7週連続の値上がりを続けるガソリン価格 

ガソリン価格は既に150円を超えていて、これは原油価格の高騰が止まる気配が見られないからです。

街中のガソリンスタンドでは毎週のように値上げが繰り返されており、ガソリン価格は近々170円まで上昇するのではないか?との予想すらあります。

世界的に景気が良いことが背景にあり、そもそも原油を使う量が増えているため、以前から緩やかに原油価格は上昇していました。

そして、ここ最近の急な価格上昇の原因は「9月に発生した対イラン制裁再発動」です。アメリカがイランに対して経済制裁を加えたことで、原油の生産量が減ってしまったことが急上昇を招いているのです。

さらに、イランの供給減少の懸念からただでさえ原油価格が高騰していたわけですが、先日発生したサウジアラビア記者のカショギ氏の事件が、更なる追い討ちをかけています。

この事件は様々な国の事情が入り乱れた「国際問題」に発展していることが解決を複雑にしており、このまま中東情勢の混乱が続けば原油供給が滞ることは確実で、ガソリン価格がさらに上昇する可能性が高まっているというわけです。

石油会社はガソリン事業の利益率は良いので、この原油高の恩恵を受けて儲かりますが、原油株を持っていない一般人の家計は痛むばかりです。

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カショギ氏は"サウジアラビア"を知りすぎてしまった 

そもそも、カショギ氏は閉鎖的なサウジアラビアの批判を繰り返すジャーナリストで、「アラブの春」の再来をなんとしても避けたいムハンマド皇太子が黒幕となり、彼はトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で事件に巻き込まれた恰好となりました。

総領事館内での行動ともなれば、フツーに考えれば目立つし、事故に見せかけて○○した方がよっぽど言い訳出来るのに、わざわざ領事館内で及んだのは、いわば「国を裏切ると悲劇を迎える」と言ったサウジ国民に対する見せしめである意味も大きい。

つまり、サウジアラビアという国は、日本でいう「戦国時代」をそのまま現代版として生きている国で、世界の常識とは未だに大きくかけ離れているというわけです。

「中東諸国は危険極まりない国だ」

というように日本ではよく言われることが多いですが、その真意はここにあります。

一方、兼ねてからムハンマド皇太子と懇意にしてきたトランプ大統領の元には、アメリカ国内で批判が殺到しています。

なぜ、トランプがサウジと親密にしていたのか?と言えば、オバマ時代はイランとの関係を重視し、イラン核合意を成立させるまでに至りましたが、トランプ大統領は反イラン派であったため、イランと敵対するサウジとの関係性を再構築することを重視したのでした。

しかし、今年11月に行われる中間選挙を目前にしていることもあり、この大事な時期に面目を潰されたトランプ大統領はサウジ側に怒りを隠せていません。

とはいえ、トランプ大統領は「なんらかの制裁が必要だ」とする一方、サウジに強く出られない理由があります。

それはサウジアラビアという国は、アメリカの武器を大量に買ってくれる「お得意様」というもので、なんと1,100億ドル相当の武器を毎年買っているわけです。そのため、トランプ大統領は「サウジに制裁する」とは言っているものの、「60万人の雇用がかかっている」として武器売却中止には難色を示しています。

もし、アメリカが経済制裁として武器売却凍結に踏み切れば、サウジがアメリカが敵対視しているロシアや中国に接近しかねないため、武器売却だけは何としても阻止したいのでした。

カショギ氏の事件は国際世論と中東情勢、そしてアメリカの立場が複雑に絡み合っており、問題解決には長い時間を要すると想定されます。

原油の供給不安が続きそうなのは確実で、ガソリン価格はしばらく高騰する可能性が高いです。

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