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暴落時に買うと言っても、どこが底かのタイミングは分からない  

暴落時にしこたま買うことが出来れば、相場回復時に大儲けすることが可能です。

このようなタイミングを伺って「えいや!」と投資することをタイミング投資と言い、個人投資家には人気の手法となっています。

たとえば、SNSやブログを眺めると、よく「暴落早く来いwww」みたいなことを書いている人を見かけるのですが、彼らは間違いなくタイミング投資をしていて、短期間で利益を上げることを狙っています。

タイミングを予知出来れば、それは確かに儲けられます。

今年の2月と10月に発生した、歴史に残る下落を記録した世界同時株安が起こるひと月前に利益確定をし、 暴落が起きた後にそのお金で株を買い直せば、同じ株を買ったとしても枚数が増やせるし、相場回復時には大きな含み益が得られるためです。

しかし、暴落というのは企業業績などの材料に関係無く全ての株が突然暴落するから暴落と言うのであって、イ○サイダー情報を得ていたとしても絶対に回避は出来ないものです。

未来を見通す水晶玉を持たない私たちは、買い時のタイミングなど気にすることなく、粛々と株を買い続けるしか儲ける術はないのです。

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タイミングを狙った投資家は、この10年間投資機会を失っていた 

たとえば、NYダウの長期チャートを見てみると、数百年もの間ひたすら過去最高値を更新し続けていることが分かります。

過去最高値を更新し続けているということは、

「いつ買っても儲かった」

という事実でした。

ここ最近の相場環境を見ても、リーマン・ショックからおよそ10年もの間、アメリカ市場は強気相場でひたすら上昇を続けてきました。「アメリカ株は割高だ!」と警告を発するアナリストも多かったのですが、アメリカ企業はひたすら好業績を上げ続けたのです。

つまり、タイミング投資の機会を伺っている投資家はこの10年もの間、いつまで経っても投資することが出来なかったわけで、暴落が来るか来ないかのタイミングを待って投資機会を失うよりも、毎月着実に積み立てをしていたほうが、よっぽど儲かったということでした。

積み立て投資なら「給料が入ったら買う」みたいな機械的に買うだけで済むので、特に頭を使わないため誰にでも出来るし、誰にでも儲けることが出来ます。

「最もよい投資タイミングはいつなのか?」

というのは、自分が投資をするときには絶対にわかりません。

暴落時の格安バーゲン価格で買いたいのは誰もが思うところですが、ベストな購入タイミングは買うときには分からないのです。

これは大抵、後になって振り返ってみると買い場だったと気付きますが、その時はほぼ誰も買えていないので、やはり粛々と株を積み立てていくことが正解となるのです。

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