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値上がり益を追う投資より、配当金再投資の方が儲かる 

高配当オールド・エコノミー株を中心にポートフォリオを構築する「配当金再投資戦略」が再び脚光を浴びようとしています。アマゾン・ドット・コム(AMZN)を筆頭としたハイテク株が軒並み暴落の一途を辿る中、フィリップ・モリス(PM)などの銘柄が堅調に推移しているからです。

ハイテク株が軒並み暴落しているのは、ハイテク企業へのデジタル課税を導入すると伝えられたことにも起因しますが、最も懸念されているのは米金利上昇です。なぜなら、ハイテク企業は高成長を遂げるために莫大な借り入れをしており、金利上昇が今後の業績の重しとなってくるからです。

配当金再投資戦略は今年頭に発生した米高配当株の暴落により、一時期ボコボコにディスられたわけですが、業績が今まで通りしっかり稼げることが分かり始めたことが投資家の安心感に繋がり、再び買われています。

しかし、年初からのパフォーマンスは散々であったため、確かにそれだけ見ればディスりたくなる気持ちも理解出来ます。

たとえば、年初にウキウキしながら米国高配当株投資を始めたとします。配当株に全力投球したら、FANGなどのグロース株が短期間で2倍3倍となっていく横目に、ひたすら上がらない株を保有し続けなければなりませんでした。

半年間アマゾン(AMZN)を保有していれば、1,000ドルから2,000ドルになったので「株式投資をやった甲斐があった!」と十分に感じることが出来るでしょう。しかし、半年間フィリップ・モリス(PM)を保有していれば、100ドルから80ドルまで値下がりしてしまいました。

フィリップ・モリスの配当金は1株あたり5ドル程度なので、損失の補填にはなるものの、明らかにアマゾンに軍配が上がったわけです。

この結果だけ見れば、高配当再投資なんてバカバカしいと思うのも当然で、実際に多くの投資家が高配当再投資戦略をコケにして、アマゾンを筆頭としたグロース投資にスイッチして行ったのです。

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とはいえ、これは「たられば」の世界そのもので、当時から無配かつ割高と散々言われたアマゾンに、資金を全力投球出来る勇気がある投資家が居たのか?と言われると、誰もが口を噤むでしょう。

そもそもアマゾンは本業のEC事業よりも、クラウドサービスのAWSが稼ぎ頭になっている実態があります。ITの世界は移り変わりが早いことを考えれば、クラウドもあと数年したら他のサービスに変わる可能性も否定出来ません。

将来的にどう転ぶのかの予想がアマゾンは非常に見通し難いので、実際問題アマゾンに投資するのは、安定した事業を営む高配当株よりも「投資する」という難易度が非常に高いのです。

そのため、証券会社の口座に入金して、画面上でポチるという行為だけなのに、とても勇気を要します。さらに、買った後もボラティリティが大きいため、日々の株価の上下で眠れぬ日が続きます。株価が下がったら下がったで配当金も出ないので、ただの「損失の株」と化けていく無配株を握り続ける気概がある人は本当に少なく、精神的につらくなり損切りという決断をしてしまうというわけです。

一方、今後もタバコ事業で堅実に収益を上げ続け、株主に毎年ほぼ確実に高い配当と増配を繰り返してくれるフィリップ・モリスなどの株の方が、いくら株価が下落しようと長期的にホールド出来るのが人間の心理というものです。

配当金戦略というのは長年ホールドさえ続けられるのであれば、含み損でもいずれ配当金が含み損を補填し、さらに増配を毎年行うため「自動的に利益を生み出し続ける宝」に化けます。さらに、貰った配当金で株を買い増し続ければ、株価回復フェーズに突入するとあっという間に多額の利益を生み出します。

アメリカの経済学者ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」によれば、配当金再投資戦略の有効性を証明されていることが分かります。

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たとえば、1871年に1,000ドルを投資したとして、130年後のキャピタルゲイン(値上がり益)と配当再投資を比較したところ、圧倒的に配当再投資を実行した場合の方がリターンが高いことを突き止めました。キャピタルゲインは最終的に243,386ドルまで増えましたが、配当再投資を愚直に行った場合は、なんと7,947,930ドルまで増えたのです。

配当金再投資戦略は儲かる可能性が非常に高い戦略だと言い切れるわけなのですが、配当金というのは一朝一夕で振り込まれるものではありません。そのため、短期間では絶対に成果が出ない投資なので、

「我慢強くホールドし続ける」

という精神が、配当金再投資戦略にとって非常に重要なファクターとなってくるのです。

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