eb8ce319d9f3e1569cd9d4f593ba9da5
中国の無人コンビニは、想像以上に「有人コンビニ」に近い 

コンビニ業界各社は、政府が創設に向け議論を進めている外国人労働者の新しい在留資格である「特定技能」の対象に、コンビニを追加するよう要望しています。

現状、コンビニ労働は単純労働とみなされ特定技能の対象外となっているのですが、

「コンビニ店員は単純労働じゃない!複雑な高度技能だ!」

と業界は主張しており、コンビニ店員の地位向上と労働者確保に奔走している様が伺えます。

実際、コンビニ労働は年々複雑化していることは確かで、昔はレジと品出しだけやっていれば良かったものの、今は宅配や公共料金、タバコの管理、ATMやコピー機、発券機の取り扱い、切手や収入印紙の販売、焼き鳥や揚げ物、おでんなどの仕込み、中華まんなどの販売、店内掃除、保険加入対応、クリーニング取次、商品発注など、人手が昔と変わらないのにも関わらず多数の業務を兼任する必要があり、非常に忙しい業務環境となっています。

これで昔と変わらない時給1,000円未満で働くとなれば、それは人手が集まらないし、不人気化するのも納得です。

激務で薄給なコンビニをやりたがる日本人は減っており、今やコンビニは半数以上が外国人労働者に頼っている状況で、近い将来は日本人がレジをやっている光景は見られなくなるかもしれません。

とはいえ、一つひとつの業務内容を見ていると、どれもコンビニ作業は単純オペレーションに終始しており、どれも高度技能とは言い難いのが実態でしょう。

SPONSORED LINK
 

そもそも、「高度技能」というのは高度プロフェッショナル制度に該当するような業務を指しており、オペレーションはどこまで行っても単純労働の域を出ません。

たとえば、この制度で該当する職種というのは、研究開発や金融、コンサルタントといった頭を使って自分で仕事を創造していく側であり、マニュアル化されている業務などひとつも存在していません。コンビニ業務は忙しいのは忙しいのは確かですが、全てがマニュアル化されており、店員は忠実にマニュアル通りにオペレーションするだけなので、やはり単純労働に終始しています。

では、コンビニ業界では何が高度技能に当たるのか?

といえば、店員のマニュアルを作る側の人だったり、経営戦略を立案したり、商品を企画・開発するような側の人です。これらの仕事というのは、成果がそのまま給与に直結するので、コンビニ店員のように時給でお金が積み上がっていくものでは無いのです。

さて、セブンイレブンやファミリーマートやローソンは、単純オペレーションをする店員にお金を払いたくないので、最近ではこぞってコンビニ自販機に参入しています。これは次世代自動販売機に似ており、会社などの休憩ルームに置いているのを良く目にする人は多いと思います。

売っているのは、飲料やサンドイッチ、お弁当やお菓子などが売っており、ラインナップとしてはコンビニのスモール版みたいな印象でした。

自販機さえあれば、人手が必要なのは商品の補充だけで済むので、店員が大幅に削減出来るので、コンビニ経営サイドとしては利益率が非常に高いので、今後は主力ビジネスに変わる可能性があります。

実際に、中国では自販機を超えた無人コンビニ市場が急拡大しており、既存の有人コンビニと激戦になっています。日本人からすると、

「無人コンビニはただの大きい自販機でしょ?」

と思われる人が多いですが、品揃えも想像以上であり、今のコンビニとほぼ違いが無くなりつつあります。

コンビニのような単純オペレーションしか出来ない人は、近い将来機械に置き換わるのは確実なので、少しでも頭を使う仕事に就いてキャリアを積んだ方が良いです。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK


コンビニ人間 (文春文庫)
村田 沙耶香
文藝春秋
2018-09-04