779B8FC1-B582-4558-A911-E39534BBB827
高額で豪華な結婚式を挙げたところで、離婚する人は離婚する 

住む地域によってかなり差のある結婚費用ですが、結婚情報誌ゼクシィの調べによると、挙式披露宴の全国平均は333万円になるそうです。

結婚式はご祝儀で多くはペイ出来ると言われるものの、これは完全に人によるとしか言えず、場合によっては大幅赤字なんてこともありえます。

中には結婚式を完全な自己資金で賄うのであればまだしも、最初から「ご祝儀ありき」になっていることに不快感を示す人もいるようで、「友達から3万も集金して、自己満足に付き合わせたいと思わない」と言った意見も多く散見されるようになりました。

「結婚式を挙げないと世間体が…」

とは昔から言われてきましたが、実際のところ今は「車1台分をたったの1日で使うなんてナンセンス」として、結婚式を挙げない若者が増えており、ブライダル業界は深刻化する結婚式離れに危機感を募らせています。

若者が結婚式を挙げないのはお金に余裕が無いからなのですが、今の若者は想像以上にお金が無いので、そもそも結婚式どころか結婚すらしたがらない人が多いのが実態です。

男性は特に結婚願望が無い人が多く、少子化問題に拍車をかけます。

なぜなら、大して昇給はせず、責任だけが重くなっていく現代社会では、結婚して家族を養っていくのは難しく、心の重荷になるだけで、彼らは結婚のメリットを感じなくなっているのです。

SPONSORED LINK


たとえば、昔は家電や娯楽も無かったので、結婚したら妻に家事や子育てを任せる一方で、夫は仕事に集中してバシバシ昇給する「分業」が成り立っており、結婚メリットが明確にありました。

しかし、今は家電も進化しており、家の掃除や食事まで用意してくれるサービスも手軽に利用出来るので、男性が一人暮らししても大して困ることが無くなりました。

そんな中で結婚したとしても、さらに結婚式まで挙げる若者は「親孝行だから」と考える理由が大半で、そこに本人たちの願望はありません。

そもそも、「結婚式は必ず挙げなければならない」と言うのは完全なる妄想で、もともと日本には結婚式という慣習はありませんでした。

結婚式という概念が作られたのは明治時代の割と最近で、きっかけはアメリカやヨーロッパから「結婚の儀式もない野蛮な国」という批判を受けて作られたものだと考えられています。

神社にしてみても、経験の無い儀式だったので、キリスト教の結婚式を参考にしたと言われています。

そのため、人々の言う「結婚式を挙げる常識」という概念自体がそもそも歴史が浅いものなので、別に結婚式を挙げたければ挙げたら良いし、挙げなく無かったら本人たちの自由で挙げなくても構わないものなのです。

今日本は、若者の結婚離れが叫ばれる中で、3組中1組が離婚する時代になっています。

しかも、彼らの多くは結婚式を挙げたことを後悔しているようで、

ドラえもんのタイムマシーンがあったら、過去に戻って

「離婚するから結婚式やめた方がいいよ」

って言うわ、自分に。

と、口を揃えて結婚式を否定しています。

結婚式を挙げなくても、幸せそうな夫婦はたくさんいるし、結婚式をしたところで夫婦円満になるとも限らないのが結婚式ということでしょう。

本人たちが望まないのであれば、

「特に結婚式はする必要も無い」

というのが、これからのトレンドになっていくのかもしれません。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK