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お金を使えばお金が減るだけで、増えることは無い 

ZOZOTOWNを運営し、一代で巨大企業まで育て上げたスタートトゥデイCEOの前澤氏曰く、

「限界までお金を使えばお金は増えるので、限界まで使え!」

とのこと。

限界までお金を使ったときに味わえる体験が、明日の自分の成長に繋がるので、少しずつお金を使っても大した体験はできず、自分自身何も変わらないので意味が無いということです。

前澤氏の指摘は一理あります。

なぜなら、人は「体験」によって学習し、インスピレーションが生まれ、結果的にそれがイノベーションに繋がるからです。

今の時代、その体験はお金によってしか体験出来ないので、お金を使うことがそのまま自己投資になるということでしょう。

たとえば、

「海外旅行は自己投資になる」

とはよく言われますが、海外旅行をするにも大金を使わなければ出来ません。

よって、消費もせずに家にひたすら引きこもることは何も生み出さないので、お金をバンバン使って新しい体験をすることは確かに有意義だと考えられるわけです。

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とはいえ、前澤氏の言うことをそのまま鵜呑みにしてしまうと、お金が増えるどころか貧乏にしかならない可能性が高いので注意が必要でしょう。

前澤氏はアート、骨董品、家具、あとは高級車もたくさん買っています。

一般人が同じようにこれらのモノを買うことでお金持ちになれると勘違いして、限度額いっぱいまで買い物をしたり、遊び回ったところでそれはただの消費でしかなく、お金がお金を生むサイクルは全く構築されることはないのです。

たとえば、お金を限界まで使って人生を謳歌している人は世の中にいっぱいいますが、みんなお金持ちにはなれていません。

フツーの人は支払いが困難になり、お金持ちどころか破産して人生終了します。

裁判所の司法統計によれば、日本では年間6万5,000人近くが自己破産をしており、1日に換算すると200人弱が破産している計算になります。

また、海外旅行を自己投資だと言って、大枚叩いて会社を辞めてまで世界一周など行く人が居たりしますが、結果的に成長出来た「気」になっているだけで、旅行前より貧乏になるのがオチでしょう。

前澤氏のように、

「限界までお金を使えばお金は増える」

のであれば、この6万5,000人は全員お金持ちになって然るべきですが、実際のところみんな破産してしまったわけです。

そもそも、前澤氏がお金を湯水のように使ってもお金が減らないのはカラクリがあります。

彼には株の配当収入が年間35億円もあるからで、一般人のように破産するようなことは絶対にないのです。

つまり、限界まで金を使える彼のカラクリを紐解けば「限界までお金を使えばお金は増える」ではなく、「限界まで株を買えばお金は増える」のが正解だということに気付くというわけです。

著名人の言葉に影響されて、お金を限界まで使っても困るのは自分だけで、誰も助けてはくれないので安易に影響されないことが重要でしょう。

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