はじめまして。
つみたてNISAの米国株式の選択に悩んでいます。
いずれのブロガーさんも信託報酬が安い商品を選ぶのが正解とおっしゃるようであります。
では、信託報酬が0.49%のステートストリートの米国株式インデックスファンドを選ぶのは不正解なのでしょうか?
そもそも、なぜ、他社に比べて信託報酬が高い商品が存在できているのでしょうか?いずれのブロガーさんも信託報酬が安い商品を選ぶのが正解とおっしゃるようであります。
では、信託報酬が0.49%のステートストリートの米国株式インデックスファンドを選ぶのは不正解なのでしょうか?
この素朴な疑問のため決断ができないでいます。
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長期投資の場合、信託報酬が安い商品を選ぶのが正解なのはその通りでしょう。
数パーセントの差であれ、資金を積み上げていけばいくほど信託報酬が高い商品は、トータルで見れば手数料を多く取られてしまうことに繋がります。
さて、同じインデックス投資商品でも各社で信託報酬が異なることが分かります。
たとえば、つみたてNISAのS&P500連動商品のラインナップを眺めると、全てがS&P500指数にトラッキングする商品にも関わらず、信託報酬が2倍以上差の付いている商品があるのです。
■つみたてNISA S&P500指数連動商品
商品名:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用元:三菱UFJ国際投信
信託報酬:0.1728%(安い)
商品名:iFree S&P500インデックス
運用元:大和投信
信託報酬:0.243%(まあまあ)
商品名:米国株式インデックス・ファンド
運用元:ステート・ストリート
信託報酬:0.486%(高い)
上記を眺めると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より米国株式インデックス・ファンドが2倍以上信託報酬が高いことが分かります。
では、なぜステート・ストリートはこんなにも強気価格で勝負出来るのでしょうか?
その答えはブランド力です。
歴史を振り返れば、答えは自ずと見えてきます。
ステート・ストリートは、1993年のニューヨークでアメリカ初のETFを世界に送り出したパイオニアです。
その商品名は「SPDR S&P 500ETF(SPY)」であり、今でもS&P500連動ETFの商品の中で、SPYは運用資産額がブッチぎりの1位となっています。
機関投資家から個人投資家まで、これまでコストが高く、取引が困難だった全米への投資に、ステート・ストリートの登場によって手軽に行えるようになりました。
機関投資家から個人投資家まで、これまでコストが高く、取引が困難だった全米への投資に、ステート・ストリートの登場によって手軽に行えるようになりました。
実際、SPYのリリースを皮切りにさまざまなETFが登場しており、ステート・ストリートが投資界隈に与えた影響は計り知れません。
S&P500連動のETFを見ても、VOOやIVVはSPYよりもコストが安いのに、SPYは依然として投資家からの圧倒的な支持があります。
投信の話に戻すと、三菱UFJや大和はステート・ストリートと比べるとブランド力としては弱いので、信託報酬を下げるなどのPRをしなければ、顧客が集まらない可能性があるのです。
資金が集まらなければ商品自体が途中で廃止されることもあり得るので、商品をリリースした以上は赤字ギリギリだろうが、何が何でも顧客を呼び寄せる必要があります。
裏を返せば、信託報酬が少々高くても「歴史に裏付けされた信頼力とブランド力」で、ステート・ストリートを選択する投資家が存在します。
コスト重視なら三菱UFJ、ブランド重視ならステート・ストリートでしょう。
S&P500連動のETFを見ても、VOOやIVVはSPYよりもコストが安いのに、SPYは依然として投資家からの圧倒的な支持があります。
投信の話に戻すと、三菱UFJや大和はステート・ストリートと比べるとブランド力としては弱いので、信託報酬を下げるなどのPRをしなければ、顧客が集まらない可能性があるのです。
資金が集まらなければ商品自体が途中で廃止されることもあり得るので、商品をリリースした以上は赤字ギリギリだろうが、何が何でも顧客を呼び寄せる必要があります。
裏を返せば、信託報酬が少々高くても「歴史に裏付けされた信頼力とブランド力」で、ステート・ストリートを選択する投資家が存在します。
コスト重視なら三菱UFJ、ブランド重視ならステート・ストリートでしょう。
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コメント
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ブランド力の有無により倍半分の違いかあることを理解しました。住宅ローンを金利で選ぶように、信託商品を信託報酬で選んでも差し支え無いだろうと思いました。
ご教示に感謝します。