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チューリップ、仮想通貨、ITバブルと懲りもせず損をする人々

初代ドイツ宰相であるビスマルクは語りました。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

この格言は100年以上経った今でも、世界中の人々の心に浸透しています。

そもそも、どの国でも学校では必ず歴史の授業がありますが、「過去のことを勉強して何になるのか?」と子どもの頃に思った人は多いはずです。

しかし、歴史を勉強しないということは、言い換えれば目の前の出来事しか見ていないわけですから、世間の流行などに翻弄されやすくなり、正しい判断がしにくくなります。

過去を学ぶということが、将来の方向を大きく変えることになるのです。

人間というのは、過ちを繰り返す生き物です。そのため、歴史を学ぶというのは、過去の過ちを繰り返さずに、未来に向けて合理的な判断をするために必要不可欠な教材でしょう。

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さて、未来のために歴史に学ぶ思想は、どのような分野でも応用可能で、投資でも全く同じことが言えます。

たとえば、昔はチューリップ・バブルと呼ばれる最古の金融バブルがありました。

あなたの目の前に1個5,000万円もする球根があったとして、果たしてそれを買いたいと思うでしょうか?
 
現代の人は、どう考えても買おうとは思わないのですが、今から400年前のヨーロッパでは、そんな超高価な値がついた球根が実際に売れまくっていたのです。

当時のチューリップは、貴族や富裕層にとって異国情緒あふれる珍しい花でした。オランダやドイツ、イギリスの資産家の間では「チューリップを収集していない資産家は趣味が悪い」と言われるようになったことで、球根需要が突如沸き起こったのです。

その後、一般人までにブームが広がり、誰もが球根を買おうとチューリップ売り場に足を運び、球根に財産をつぎ込んでいきました。

結果、球根の価格はみるみる上昇し、最後には途方も無いほどに膨れ上がり、最後には球根1つで家が建ったほどの値段にまで膨れ上がったのです。

しかし、所詮はたかが球根であり、家1個分の価値などあるはずがありません。

球根価格はある時期を境に急降下し、バブルは崩壊したのです。

現代においても金融バブルは何度でも繰り返し、不動産バブル、ITバブル、仮想通貨バブルなど全てチューリップ・バブルと同じ道を辿りました。

歴史を学んでいた賢者はこれらのバブルに絶対に手を出すことはありませんでしたが、

愚者は手を出して大損してしまったのです。

投資で成功したいのであれば、バブル崩壊で消えた投資家と同じ道を辿らないように、相場の歴史を学ぶことが重要でしょう。

そして、決して実態のない根拠無きバブル相場には手を出さないことです。 

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熱狂、恐慌、崩壊 (原著第6版) 金融危機の歴史
C.P.キンドルバーガー
日本経済新聞出版社
2014-09-19