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ダンクはカッコイイが、入る点数はどんなシュートでも2点 

投資家というのは夢中なればなるほど自分を見失い、余計な知恵を付けてすぐに儲けられそうな短期トレードをやりたがります。

今ではネット証券の普及により、一回の取引が100円以下になった良い時代になりましたが、「塵も積もれば山となる」という格言の通り、計画性無く売買を繰り返す投資ほど、証券会社に過剰な手数料をたくさん払い、損をします。

そもそも株式投資は、たとえ含み損でも配当金という仕組みがあるので、長期投資なら全員が勝てるゲームになるはずですが、人間というのはそこまで我慢強く出来ていないので、大抵の投資家はすぐに儲かると噂される派手でカッコイイ短期トレードに転身します。

しかし、現実の短期トレードの世界では仮想通貨やFXと同じで、勝てるのは一握りで9割以上は負けています。

投資サイトや投資雑誌では、若くして数億稼いだ投資家ばかりが掲載されており、短期トレードで億り人になった経緯を武勇伝のように語ります。

登場するのもフツーのサラリーマンだったりするので、「自分でも出来そうだ」と一般の投資家は錯覚してしまうのですが、彼らは運が良かっただけなので、真に受けてはいけません。

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たとえば、1億儲けた人が1人いれば、その裏では100万円損失を被った投資家が100人存在します。

100人が同じ時期に同じ条件で投資をやって負けているわけですから、1人が儲かったのはただの奇跡でしょう。

さらに、株式市場にはJPモルガンやゴールドマン・サックスなどの、世界的な一流大学を卒業したとてつもなく頭の良いトレーダーが毎日のように市場に参加しているので、彼らにも勝たなければなりません。

一方で、算数の足し算と引き算を覚えたばかりの個人投資家がマグレで儲かり、すぐにプロになった気になります。しかし、パチンコでもビギナーズラックというのがありますが、勝てるのは最初だけで、やり続ければ彼らにカモされ、最後には損する仕組みになっているのです。

そのため、フツーの投資家は、根気よく配当金をもらい続ける地味な投資をするべきです。

バスケットボールではダンクシュートを決めればゴールポストが壊れるほどのインパクトで、目立ってカッコイイし、英雄になれます。

しかし、ダンクを決めても入る点数は2点です。

どんなに激しくしても、2点。
どんなにかっこよくても、2点。
どんなに美しくても、2点。

カッコイイダンクなど打とうとせず、庶民シュートで地道に点数を稼いだほうが結果的には試合に勝てるように、投資でも地道に配当金を貰った方が結果的に勝てます。

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