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「最高に意識高い系雑誌」と言われているプレジデント 

サラリーマンに大人気の雑誌「PRESIDENT (プレジデント)」では、ビジネス全般のトピック、節税や貯蓄術、マネジメントスキルや人脈の形成術など、主にホワイトカラーやキャリア形成に役立つ情報で構成される雑誌です。

そんな最新号「2018年8/13号〜年収400万父さんの極上家計簿」では、株式投資で世界一の富豪にまで上り詰めたウォーレン・バフェットを例に、月3,000円からのバフェット流投資術のススメを特集しています。

内容を見てみると、資産形成をしたいのであればバフェット流投資を推奨しており、優良株を長期保有するバイ&ホールドを紹介していました。

中でも、バフェットが愛した炭酸飲料のコカ・コーラや、小売り大手のウォル・マート、ケチャップでお馴染みのクラフト・ハインツといった、誰でも知っていて誰でも利用していて、景気に左右されない銘柄がオススメだと筆者は語っています。

プレジデントでもバフェット流投資が紹介されるようになり、ますます米国株が認知されるかと思ったのも束の間で、このような大衆雑誌では決まって、

「では、日本株でバフェット流投資をする場合は?」

という話に切り替わってしまうのです。

今回の場合でも、特集の最後には、なぜか

「日経平均やTOPIXに長期投資することで、安心して資産形成が出来る」

という謎の結論で終わりました。

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しかし、残念ながらバフェットは、これまで一度も日本株に対して投資を行っていません。

バフェットは株主総会やメディア、書籍などで何度も自身の投資スタンスについて語っていますが、経営者が優秀であること、企業が生み出す商品にワイド・モートがある、ブランド価値がある、負債を多く抱えていないなど、厳しい目を持って投資企業を選定しているのです。

つまり、日本企業にはそのようなバフェットの目にかなう企業が、今まで一社足りとも存在していないことになります。

日本企業は控えめに言っても経営がヘタクソです。

大企業になればすぐにあぐらを掻き、攻める経営を止めてしまいます。

このグローバル社会においても、世界展開も遅れているため、大企業であっても日本でしか通用しない商品やサービスがたくさんあります。

そのため、海外から画期的な商品やサービスが輸入されて来れば、あっという間にシェアを握られてしまうことなど日常茶飯事です。

さらに、日本株は政治や海外情勢に大きく左右されてしまうので、安定性にも欠けてしまいます。

日経平均やTOPIXに長期投資をしたところで、ここ30年間以上は一切儲けられない市場だったことからもわかる通り、日本市場はバフェットが好んで投資出来るような環境では無いのです。

そのため、バフェット流投資を実践したいのであれば、素直にバフェットが愛した炭酸飲料のコカ・コーラや、小売り大手のウォル・マート、ケチャップでお馴染みのクラフト・ハインツなどのアメリカ企業に長期投資すればいいのです。

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