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新興株は時価総額が小さいので、すぐに仕手化して乱高下する 

ビットコインが急上昇したことで、「仮想通貨が世界を変えるコインだ!」と人々は熱狂しました。

しかし、実際のところは仮想通貨の時価総額が小さすぎたので、仕手筋によって値段が意図的に高騰していただけでした。

これは、株式市場でもよく見られる現象で、新興株であれば毎日のようにビットコインみたいなバブルは発生しています。

たとえば、新興株は時価総額が小さいので、個人投資家であっても1億円くらい持っていれば、大量の買い注文を入れるだけで株価はカンタンにストップ高まで上昇します。

時価総額の小さな新興株なら、誰だって容易に相場操縦が出来るのです。

時価総額を「水を入れる容器」に喩えてみます。コップに目掛けて勢いよく蛇口をひねれば、途端にコップは満杯になり、溢れ出します。

しかし、プールほどの容器に目掛けて蛇口をひねってみたところで、全くと言っていいほど水は溜まりません。

つまり、ビットコインはコップ程度の容量しか時価総額が無かったので、投資マネーをちょっと勢いよく入れてやるだけで、途端に急騰する性質を持っていたわけです。

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ビットコインは世界中で熱狂されていたとメディアでは報道されていますが、実際は日本人しか買っていませんでした。

しかも、取引していたほとんどはスマホ世代の若者で、2017年のバブル期にあってもその数は世界全体で100万人にさえ満たなかったとされています。

そのような市場で1億円くらいポンっと投入すれば、仮想通貨はあっという間に数十パーセント上昇したので、あとは儲けたい一心で参加してきた無知な投資家をカモにして、仕手筋だけが利確をして儲けました。

国税庁によれば、ビットコインバブルで儲かった投資家を納税ベースで調べたところ、わずか331人しか1億円以上を稼いだ投資家がいなかったのです。

つまり、ビットコインバブルは仕手筋が仕掛けた意図的に作られたバブルに過ぎず、その原理は株式市場でよくある新興株の仕手化と変わらないということです。

そもそも新興株では、仕手化した後は元値まで戻り、そのまま何十年と平行線であることが多いです。

中には上場廃止となる企業も多いので、

「近いうちまた絶対上がる!」

と信じて長期保有や積立投資を続ける投資家は、根本的に投資というものをわかっていません。

ビットコインも、よくありがちな新興株と同じ道を辿る可能性は高いので、夢から目を覚ましていい加減に手を引いた方が賢明でしょう。

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