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株価が下がれば、より安く”優待が貰える権利”が獲得出来る 

人々は、キャベツの値段が高騰すると悲しみ、キャベツが安くなると喜びます。

それなのに、投資家は株が高騰すると喜び、株が安くなると悲しむのです。

どうしようもないボロ株や、イケイケのグロース株に投資しているなら別ですが、優良高配当株で長期投資をしているのであれば「株が安くなったら喜ぶ」くらいでないと、儲けるのは難しいでしょう。

30年に及ぶ株主優待銘柄への投資歴を持ち、1億円の大損から奇跡の1億円の資産復活を果たした桐谷さんは、株を買うのはバーゲンの時が最も良いと指摘しています。

彼は株を百貨店に喩え、「百貨店のバーゲンでは皆がモノを奪い合っているのに、株のバーゲンでは誰も買いに行かずに勿体ない話である」と、下落局面で買わない投資家を一蹴したのです。

安い時に買って長く持つのが、長期投資で儲けるコツだと言うことでしょう。

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桐谷さんの主張する戦略は、「配当金+優待投資の戦略」としては完璧です。

なぜなら、配当金も優待も株価が下がれば、その分利回りが上昇することで、安くオトクに配当金と優待をゲットすることが可能だからです。

さらに、下落相場が一転上昇相場に転じれば、高い利回りを享受出来るどころか、含み益という「最高のオマケ」まで付いてくるのです。

桐谷さんは、配当金と優待券を合わせて4%以上の銘柄が「利回りの良い優待株」の基準と考えていて、特に事業内容や決算、将来の見通しに問題が無ければ迷わず買っているそうです。

最近では、優待でも長期保有すればクオカード増額などの還元策を講じてくれる企業も多くなっているため、長期投資をする前提で安値で買えば、それだけで他人より儲けることが出来るでしょう。

「安くなったら売って、人気が出て高くなったら買う」

という間違った投資をしてしまう個人投資家は多いですが、本当に買わなければならないのは安くなった時です。

投資サイトや投資雑誌を見ると、証券関係者が「株が安いときには損切りを徹底すること」といったアドバイスをするので、個人投資家はそれが正しい投資法だと思ってしまいます。

しかし、証券会社はたくさん売買してくれた方が手数料が稼げるので、営業トークをしているだけなので注意が必要です。

そもそも、個人投資家は下落局面で慌てて売買を繰り返すほど、損失を拡大してしまう傾向があります。機関投資家が短期的な利益を追求しなければならない状況と異なり、個人投資家はいつまでも握っていられる権利があります。

そのため、下落局面のバーゲンセールでは、優良株であれば損切りせずに耐えて、ナンピンするくらいがちょうど良いのです。

優待投資は、米国連続増配株とそもそもの性質は異なりますが、桐谷さんのような投資思想は、どちらの投資でも共通する普遍的な真理でしょう。 

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