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バブルとは企業株価が"実力以上に"泡のように膨らんだ状態を指す 

バフェットはいくつもの格言を残していますが、その中に、

「人は歴史から学ばない。その事実を学べ」

と言うものがあります。

これは、過去起こった過ちを、人間は繰り返してしまうということです。

今のアメリカ市場は空前の好景気で、ハイテク産業が花形と言われています。フェイスブックやネットフリックスなどの頭文字で作ったFANGという造語まで登場し、投資バブルは過熱する一方です。

実際に、米国株を牽引するアマゾンに至っては、10年前は100ドル以下だったにも関わらず、ここ5年余りで1,800ドルまで一気に駆け上がっていきました。

世界中の投資家は、

「FANGは無敵で、全ての産業を支配する!」

と声高らかにシャンパンで祝杯を挙げますが、この現象は1990年代後期から2000年代初期にかけて巻き起こったドットコム・バブルにソックリです。

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ドットコム・バブルのときは「インターネットが全てを変える」と投資家が信じて疑わず、世界中から大量の資金がシリコン・バレーで生まれた企業たちに流入していきました。

世界中の投資は、口を揃えてこう言ったものです。

・今回は人類史上始まって以来の出来事だ。
・従来の歴史では測ることができない。
・この波に乗らない投資家はただのアホだ。

今のイノベーションは無限大だ!

と言う一大ムーブメントが、アメリカ市場を支配して行ったのです。

実際に、このムーブメントが過熱したことで、1996年には1000ポイント前後で推移していたハイテク銘柄中心で構成されたNASDAQは、1998年9月に1500ポイントまで駆け上がり、1999年1月には2000ポイントを突破しました。2000年3月に突入した頃には、なんと5000ポイントを突破しました。

しかし、その後は徐々に売りが入り、雪崩式に崩れていきました。その瞬間、ドットコム・バブルは崩壊し、NASDAQは一気に1000ポイントまで急降下していったのです。

バフェットは過熱するハイテク株の急上昇には否定的でしたが、

「バフェットみたいなク○ジジイにはハイテクの凄さが分からない」

という論調が当時は広がっており、終わった老害としてウォール街から痛烈にディスられていました。

しかし、結果を見てみれば、終わっていたのはドットコム・バブルで大きく損失を被った浮かれた投資家であり、バフェットは痛手を負わずに済んだのです。

「潮が引いた時に、初めて誰が裸で泳いでいたかわかる。」

これは、当時バフェットが残した格言です。

今回のハイテク投資バブルも、潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたか解るでしょう。

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今そこにあるバブル (日経プレミアシリーズ)
滝田 洋一
日本経済新聞出版社
2017-08-09