NYにある借金時計、ぽけーっと見てるだけでどんどん額が増える
アメリカは世界一借金の多い借金大国です。
日本も借金が多いとは言われていますが、日本は1,000兆円でアメリカはその数倍の5,500兆円にも及びます。
「そもそも国の規模が違う」
と言ってしまえばそれまでですが、GDP比率よりも遥かに大きい借金を背負い、年々膨れ上がる借金はどうなるのでしょうか。
フツーに考えれば、収入よりも借金が膨れ上がれば、近いうちに破産するのは目に見えています。
借金というのは利子も乗ってくるため、将来にツケを残せば残すほど借金は芋づる式に増加することになります。
過去を振り返ると、大国だったソ連やアルゼンチンは借金によって破綻しました。
たとえば、昔のアルゼンチンは今では想像も付かないですが「先進国」の仲間入りをしていました。
6%にも及ぶ経済成長を30年連続で記録、世界4位のGDPと、世界が憧れる富裕国であったのです。
特に、首都であるブエノスアイレスは、
「南米のパリ」
とも称され、南米とヨーロッパを融合させたユートピアと呼ばれているほどの国家でした。
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しかし、「南米のパリ」も「借金」によって呆気なく終わりを迎えます。
1950年代に打ち出された過剰なまでの保護政策と、壊滅的なオイルショックにより、アルゼンチンは急激な不景気に見舞われることになります。
その後、戦争にも巻き込まれ敗北、1980年代には5000%の超ハイパーインフレが発生し、国家は危機に瀕しました。
そんなアルゼンチンは世界の基軸通貨であるドル建て債券を発行することで、ハイパーインフレを回避したのです。
そんなアルゼンチンは世界の基軸通貨であるドル建て債券を発行することで、ハイパーインフレを回避したのです。
しかし、その副作用が強烈で、反動からペソや自国の債券が暴落してしまい、一気に破綻に追い込まれてしまいました。
国家破綻した根本的な背景には、抱えていた借金の大半がドル建てだったことが要因でした。
つまりは、国の大半を外貨に頼っていたことで、自国通貨のコントロールが出来なかったわけです。
「外国に生死を握られている状態」
と言っても、これは過言ではないでしょう。
つまりは、国の大半を外貨に頼っていたことで、自国通貨のコントロールが出来なかったわけです。
「外国に生死を握られている状態」
と言っても、これは過言ではないでしょう。
一方、アメリカはいくら借金しようが、世界の基軸通貨がアメリカが発行するドルなので、いくらでもコントロールが可能です。
ドルを無限大に刷ることが出来るアメリカは、ドル建ての借金で破綻することはありません。
そのため、アメリカはいくら借金を抱えようとも、涼しい顔をしているし、借金を何とかしようとも本音では思っていないのでしょう。
つまり、アメリカは借金を余裕で踏み倒せるので無敵なのです。
世界のボスというのは、このような荒技がジャイアンの如く合法化されているので、どんなに借金が増えようが破綻する可能性は限りなく低いのです。
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