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奨学金によって自己破産にまで追い詰められる人が増えている 

奨学金というのは、家庭に経済的余裕が無いことで進学を諦めなければならない学生に対して、奨学金運営組織が学生に融資をする制度です。

そもそも、厳密な奨学金の定義は、優秀な学生に対して、修学を促すことを目的とすることから、返済義務が全く無い給付金を指しますが、実際に奨学金というのは返済義務がある「借金」となります。

日本学生支援機構によれば、学生が奨学金を利用する割合は現在2人に1人まで増えてきており、50%に届く水準となっています。

10年前は4人に1人居る程度だったのが、リーマン・ショック以降の不景気の波で、学費が払えない世帯が増えたのです。

利用者である学生の大半は奨学金を借金だとは思っておらず、安易に借り入れしてしまいます。そして、社会人になってカツカツの生活を強いられた結果、奨学金で破産するという人が増加しているのです。

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たとえば、クローズアップ現代によれば、とある女性が高校と大学に通うために奨学金を計600万円借り入れしていました。

しかし、就職した保育士の給料は月14万円で、家賃や食費、光熱費などを支払えば奨学金を返済する余裕は一切ありません。

彼女の預金通帳を確認すると、わずか330円の残高しか残されていませんでした。

さらに、奨学金は借金なので、返済をせずにいると5%の延滞金がつきます。そのため、返済のハードルはさらに上昇することになります。

延滞が数ヶ月続けば回収業者から催促があり、場合によっては自宅や会社に訪問され、返済を催促されます。まさに、ドラマにあるようなサラ金さながらの取立てシーンが、実際の奨学金で起こり、トラブルとなっているわけです。

返済の督促を求められたケースは、年間で8,400件に上り、この10年で実に40倍にも増えています。

「奨学金」といえば、審査を通過すればタダで学費を払ってくれる魔法の制度だと思われている節があったり、大学全入時代も後押しして「必ず進学しなければならない」と言った間違った常識が、多数の奨学金破産に繋がっています。

そもそも、今の時代は大学に行ったところで正社員になれるとは限らないし、給与の高い職種に就けるとは限りません。

大学に行きたいのであれば、比較的競争の少ない高卒採用で大手メーカーに就職して、お金を貯めて、その後会社と相談した上で「自分のキャッシュ」で進学する方法もあります。

奨学金で多額の借金を背負うより、遥かに安全で確実でしょう。

しかし、最も重要なのは「お金」が理由で子どもが進学出来ない状況を作らないために、親世代がきちんと投資などで資産形成し、進学費用を捻出しておくことでしょう。

マネー・リテラシーの有無は、このように人生に大きく影響を及ぼします。

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