88EF4FF9-9172-4F56-A7E9-1C2643B0FE79
世界一の金持ち2人は、子どもに財産を残さないと言っている 

バフェットは、自身の運営するバークシャー・ハサウェイの34億ドル(3,800億万円)分の株式を、全て慈善団体に寄付したと発表しました。

寄付先は、兼ねてからの親友であるビル・ゲイツの慈善団体と、自身が設立した慈善団体です。

ビル・ゲイツもバフェットも、自身の子供には財産を相続させず、生きているうちに自分の財産の95%にあたるほぼ全額を寄付すると明言しています。

彼らは世界からヒーローとして賞賛を受けていますが、金持ちは賢いので、本当に全額寄付するなど考えていません。

たとえば、バフェットは1999年に、40代になった子ども達に、それぞれの名を付けた慈善団体を設立しました。

長女のスーザンは教育を支援するスーザン・A・バフェット財団、長男ハワードは途上国と水資源を支援するハワード・G・バフェット財団、次男のピーターは人権を支援するノボ財団です。

彼らは慈善団体としての仮面を被り、ビジネスとして投資を行い、利益を自分たちに配分します。

SPONSORED LINK


日本人も多分に漏れず、大抵の人は「日本の富裕層は寄付をしない。アメリカの富裕層は寄付をするヒーローだ!」と盛大に勘違いをしますが、アメリカ人の寄付は「体の良い節税」です。

通常の相続手続きを踏むと、莫大な税金が課せられますが、寄付という名目だけで全ての利益が非課税になるのです。

バフェットの財団は実際のところ、自身の子どもたちが財団の役員に就いており、慈善団体が挙げた利益が完全無税で収入になります。

つまり、バフェットは合法的な節税相続を行なっているに過ぎません。

一方、日本では寄付をしたところで税制が全く優遇されていないので、寄付をしても一銭のトクになりません。そのため、日本の金持ちは寄付をしないのです。

しかし、そもそも金持ちは普通の庶民よりも生涯に渡り途方もない税金を納めているのも事実です。

一般庶民が何度生まれ変わり税金を納めようと、金持ちに比べればスズメの涙みたいな額しか納税出来ません。金持ちは「金持ち」である時点で、世の中に大変な貢献をしていることになります。

つい先日、西日本に豪雨が襲い甚大な被害をもたらした時、X JAPANのリーダーであるYOSHIKIさんが被災地に大金を寄付すると発表しましたが、日本人はここぞとばかりに「売名行為!」「偽善者だ!」と彼を批判しました。

とはいえ、寄付により少しでも人の命が救えるのであれば「偽善こそが正義である」と言えるでしょう。

金持ちに嫉妬して、金持ちを批判する人こそ、貧しい心を持った「本当の偽善者」です。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK