
「一人っ子政策」は中国にとって諸刃の剣だった
中国では、増えすぎた人口問題に対処するため、人口削減策である「ひとりっ子政策」を、1979年から採用しました。
そもそも、なぜ中国がここまで人口増加の一途を辿ったのかというと、日本の4倍にも及ぶ広大な土地に、農民人口が2億人以上も存在したことです。作物を育てれば食い扶持には困らないので、農民は子どもをたくさん作って農業の手伝いをさせました。
さらに、中国政府が税金収入を増やすため農民人口を増やす優遇政策も後押ししました。その結果、中国の文化には子供や孫がたくさんいることが幸せという「子孫満堂」の考えが浸透したのです。
とはいえ、急激に増えすぎた人口は当時貧困国であった中国にとって、大きな重荷になりました。当時のペースで人口が急増すれば、国家が破綻すると考えた政府は、苦肉の策でひとりっ子政策を導入したのです。
とはいえ、急激に増えすぎた人口は当時貧困国であった中国にとって、大きな重荷になりました。当時のペースで人口が急増すれば、国家が破綻すると考えた政府は、苦肉の策でひとりっ子政策を導入したのです。
しかし、最近の中国政府は国民に対して新たなるメッセージを伝えています。
それは、「もうひとり、子供を作ってください」ということです。
SPONSORED LINK
たとえば、2016年に中国政府は第2子を認める方針転換をしたものの、それだけでは2人以上の子どもを作るのには不十分でした。
なぜなら、中国が急速な経済成長を遂げたことで、物価や生活費が大幅に増加、さらに労働時間の長時間化や教育費用の高騰により、多くの家庭では子どもを1人育てることでいっぱいいっぱいだと感じているからです。
その上、女性は出産をきっかけに賃下げ、降格などの理不尽な境遇に見舞われることも多く、実に30〜40%がその被害にあっていると言います。そのため、中国であっても子どもを作ることに躊躇する家庭が多くなっている。
このまま少子化が進むと、中国では2040年には4人に1人が65歳以上となってしまい、とてもじゃないですが現役世代で支えるのが難しくなる。
中国が急速に発展した最大の理由は、まさに数にモノを言わせる人海戦術に他ならないため、少子化は政府にとって致命的な問題です。少子化問題に歯止めをかけるため、中国政府は子どもの出生数に関するすべての制限の撤廃を検討しており、未来の「日本化」を避けたい構えです。
とはいえ、中国の人々の本心では、「すぐにでも子どもが欲しいと思ってない」という考えが多いそうで、将来的な少子高齢化は不可避でしょう。
とある専門家は「高齢化が進む国は、大抵大国にはなれない」と指摘している。
大国になれるのは、若者が多く活気に溢れた国で、高齢者ばかりの国は衰退します。まさに、今の日本がそうですが、中国はまさに日本の過去を追っているのです。
日本より深刻な少子高齢化に喘ぐ中国の未来は明るいもんじゃないね
SPONSORED LINK



コメント