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長期投資であれば、むしろ株式の方がリスクは低くなる 

投資サイトや投資本を眺めると、どこにもかしこも、

「株式は債券よりもハイリスク・ハイリターン」

と書いてあることに気が付きます。

しかし、アメリカの著名経済学者であるジェレミー・シーゲル氏著「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」によれば、株式のリスクは長期保有によって、安全と呼ばれる債券以下にまでに抑えられるという結論を導き出しました。

そもそも、歴史的に見ても株式のリターンが債券を上回っていることは昔から証明されている理論なのですが、今だに安全性から債券を選択する投資家が多いのが現実です。

とはいえ、株価というのは日々開かれる市場で大きく変動するのも事実です。

経営的理由、外的要因などによって、株価が暴騰・暴落することがあるため、投資家は揺れ動くボラティリティを過剰なリスクと捉えるのです。

しかし、シーゲル氏によれば「平均回帰性」によって、株式と債券のリスクは同等かそれ以下になると指摘しています。

平均回帰性とは、短期的に見れば極めて変動性が高いものの、長期的に見ればずっと安定度が高くなる事象を指します。

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たとえば、1802年から2003年にかけて、株式、長期国債、短期国債を対象に、保有期間を1年、5年、10年、20年、30年として、平均リターンのリスクを示しました。

それによると、保有期間が1年や5年程度の短期保有では、債券より株式の方が圧倒的にリスクが高い商品になります。債券リスクが5%〜10%程度である一方で、株式リスクは10%〜20%も膨れ上がるのです。

しかし、保有期間が10年から30年になると、株式リスクは債券リスクと同等になり、債券リスクが5%を切る水準で、株式リスクも5%を切るまでに変化したのです。

つまり、株式というのは保有期間が長ければ長いほど、債券の倍ベースでリスクが低下していくことが判明したというわけです。

歴史は未来に対する「答え」です。

現代は、昔よりも更なる不確実性が増していますが、どんな時代においても歴史は未来を照らす最良の情報に他なりません。

シーゲル氏が分析した過去200年もの間には、産業革命、都市化、世界大戦、紛争、ハイパーインフレ、デフレ、世界恐慌、金融危機、イノベーション、医療進歩、平均寿命の大幅な伸びなど、挙げたらキリがないほどのイベントが発生しています。

しかしながら、株式だけはこの200年もの間で、どの時期の20年〜30年を切り取っても、実質的にプラスのリターンを達成しているのです。

時代がどんなに変わろうが、政治不安や経済不安などの短期的なリスク材料に惑わされず、投資家は株式を20年〜30年の長期目線で保有すべきということでしょう。

株式と債券を比較した場合、株式を選ばない理由はひとつも考えられません。

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