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厚生労働省によると、仕事が原因でうつ病などの精神障害を発症し、労災認定を受けた人が前年度比8人増の506人と、過去最多を更新しました。

500人の大台を超えたのは初めてのことです。

心の病を患うだけに留まらず、中には自殺や自殺未遂も含まれており、これらは14人増の98人で、2014年度の99人に匹敵する高水準でした。

そもそも、心の病を患う原因は長時間労働や労働環境の問題などが最も多く、パワハラなどを中心とするハラスメントも112人と増加傾向が目立ちます。厚生労働省はこの結果を受けて、「対策が必要な状況にある」と発言しています。

実際に、最も原因として多かった長時間労働に関しては、100時間の残業を強いられる人が151人。そのうち160時間以上は49人にも上りました。労災の申請は146人増の1,732人と、5年連続で過去最多となっているのです。

とはいえ、この厚労省の調査は「労災認定された人」を対象にしていることから、現実には労災認定されてない人で心の病を患っている人は何百倍もいると想定されます。

昨今では、残業時間やハラスメントに対して国が厳しく指導するようになったことで表面化されることが増えてきたものの、未だに泣き寝入りする人は多いからです。

そもそも、労災認定されようが泣き寝入りしようが、仕事で抉られた傷は、その人にとっては心の障害となり続けます。中には社会復帰できないほどの傷となり、社会人生活に大きなハンディとなり続けるのです。

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なぜ人は100時間超えの違法残業や、ハラスメントを仕方なく受け入れてしまうのでしょうか?

それは、人が会社に100%依存しているから他なりません。

つまり、会社が無ければ給料も無くなり、人生が終わると思っている人が多いからこそ、いくら会社に理不尽な扱いを受けようと、黙って受け入れてしまうのです。

たとえば、電通で高橋まつりさんという女性社員が「眠りたい感情以外を失った」とツイッターに投稿し、クリスマスの夜に自らの命を絶ちました。本来であれば、会社が辛かったら辞めればいいだけの話なのですが、会社に100%依存しているが故に、会社にしがみつく以外の選択肢を持てなかったのです。

理不尽な扱いを受け入れれば受け入れるほど、人の心はっていきます。

そのため、会社に依存しない選択肢を複数持つことは、人生においてのリスクヘッジと成り得るのです。

今、政府では国を挙げて副業を解禁しようとしています。これは、自分自身で収入口を複数作ることの後押しである一方、会社に依存しない成果を発揮してほしいとの国からのメッセージです。

実際に、副業で自分のスキルを発揮できる人は、副業の収入が本業の収入を超えることも珍しくはありません。

たとえば、そのような人が本業で長時間残業の強制やハラスメントを受けたとしたら、黙って泣き寝入りすることはありません。なぜなら、別に本業が無くなったって、副業で十分に暮らしていくことが出来るからです。仕事で心の病を患うのは、他に逃げ場がないからと言えます。

つまり、心の病はカネで解決します。

これからの時代は本業以外に複数の収入源を構築することが必須になっています。投資で配当金をもらうでも、ネットで収入を得るでも、方法は何でもいいです。自分を守るには、とにかく少しでも会社に依存しないように複数の収入源を構築するようにしてください。

残業を断れる勇気、ハラスメントを指摘出来る勇気を持つためには、お金の力が絶対的に必要です。

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