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株主優待とは、特定の企業の株を保有することで企業独自の商品や、クオカードなどの金券が貰える制度です。

B2Cをメインとするビジネスをしており、且つ優待制度を併設している食品メーカーなどの企業は自社製品を贈呈することが多いです。

本来であれば、株主優待は株を保有しているだけでタダで商品が貰えるわけなので、一見オトクに見える制度なのですが、株の買い方を間違ってしまうと優待ひとつに2万円以上を払う必要が出てくる場合があります。

それは一体、どのようなシーンでしょうか?

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それは、信用取引をした場合です。

株主優待を「タダで貰える方法」というのが一部では流行っていて、信用取引を使えばノーリスクで優待をゲットすることが出来ます。

たとえば、優待権利付き最終日に「現物買い」と、「空売り」を両方仕込んでおき、優待権利落ち日に双方を売却するのです。クロス手法とも言います。

権利落ち日には株価が下がることが多いのですが、空売りをしておくことにより下落の損失をプラマイゼロで相殺することが可能となるのです。

しかし、この方法でタダで優待をゲットするはずが、高額な支払いを迫られてしまうケースが後を絶ちません。代表的な例でいうとポテトチップスで有名な湖池屋です。

ポテトチップスをタダで欲しがる欲豚たちが、優待権利付き最終日付近で大量に空売りを始めるため、証券会社による空売り用の株式調達コストが一時的に高騰し、常識では考えられない手数料が発生してしまうのです。

高級ポテトチップスが完成する経緯はこうです。

1. 湖池屋の株主優待である1,000円相当のお菓子詰め合わせをゲットするために、権利取り最終日に湖池屋の現物株100株を5,250円で持ち越し。

2. 湖池屋株の持ち越しと同時に、湖池屋株を5,250円で100株空売り。

3. 空売りを現物株で返済(5,250円-5,250円)するので、優待権利取り落ち後の株価変動リスクなしに実質0円で優待をゲット。

4. しかし、みんなが同じことを考えすぎて大量の空売りが入る事態に。

5. とんでもない株不足の状態に陥り、空売り調達コスト「逆日歩(5日で254.4円)」が発生。

6. 100株両建ての人は、実質0円で優待をゲットするはずが「254.4円×100株=2万5,440円」を支払って優待をもらうことに。

7. クロス乞食の湖池屋お菓子詰め合わせ(1,000円相当)が2万5,440円の高級ポテチに大変身。

この事象は何も湖池屋に限らず、株主優待制度を採用している企業の株ならフツーに起こり得ることです。

たとえば、築地銀だこを運営するホットランドでは、1,500円相当のたこ焼きをプレゼントする株主優待に、高額な逆日歩が付きすぎて「1万3,500円の高級たこ焼き」に豹変したことでも話題をさらいました。

この世にフリーランチ(タダ飯)はありません。

株主優待が欲しいのであれば、しっかり現物での保有を継続しましょう。

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